谷垣氏「岡田さんにシンパシー、でも共産と何やるの？」

■谷垣禎一・自民党幹事長

　民進党の岡田（克也）代表は、共産党と組んで選挙をやるという道を選ばれた。実は自民党の政治家のなかで、岡田さんに一番関心を持ち、シンパシーを持っているのはこの私です。なぜか。与党の中心にいた後、野党になって党首をやった、私もその経験者だから。なかなか大変なんですよ。私は「岡田さん、やっぱり野党ががんばってくれないと、日本もよくならない」と。政権交代も起こる時代。岡田さん、共産党と組んでやったら、もしあなたたちが政権を取ったときに、何をやるの？　政策がまったく違うじゃない、できないだろう？　岡田さんそれじゃ困るんだ、あなたは野党第１党の党首として、政権交代が必要だと考えてるんだったらもっと別な旗を掲げなきゃ。私は実はこれが今度の選挙戦の、一番の争点になってきたと思う。（三重県桑名市での街頭演説で）