安倍晋三首相、稲田朋美防衛相 稲田朋美防衛相は12日、終戦記念日の8月15日の靖国神社(東京・九段北)参拝を見送る方針を固めた。13~16日の日程で、海賊対処活動のため自衛隊を派遣しているジブチを訪問する。極東国際軍事裁判(東京裁判)のA級戦犯が合祀されている靖国神社を繰り返し参拝してきた稲田氏の防衛相就任に中韓両国が反発していることを考慮したとみられる。安倍晋三首相も参拝せず、自民党総裁として私費で玉串料を奉納する見通しだ。
首相は、9月初旬に中国で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて習近平国家主席との会談を調整しており、これに配慮する必要があると判断したとみられる。