高齢者との高額サポート契約をめぐり、PCショップ「PCデポ」が炎上していた件で、ピーシーデポコーポレーションは8月17日、今後は75歳以上の契約解除を無償にするなどの対応を行うと発表しました。
発端となったのは、Twitterユーザーのケンヂさん(@kenzysince1972)の投稿。80歳過ぎになる父が毎月1万5000円の高額サポート契約を結ばされており、解約しようとしたら10万円の契約解除料を支払わされた――という内容で、インターネット上では「相手が高齢であるのをいいことに、本来必要ないサポート契約まで結ばせていたのではないか」など、PCデポに対する批判が集まっていました(関連記事)。
その後PCデポ側が契約内容についてあらためて精査した結果、「使用状況にそぐわないサービス提供があった」ことが判明。今後の対応として、使用状況にそぐわないサービス契約があった場合は、コースの変更および契約解除を無料で行うことなどを新たに発表しました。
また、特に高齢者との契約に関しては、原則70歳以上のお客が新規に加入する場合は家族や第三者から確認を得ること、75歳以上の加入者については加入期間に関係なくコース変更および契約解除を無償で行うことなども併せて発表しています。
同社では今後、これらの施策推進のため、300人規模のプロジェクトを組織し、教育・運用・管理監督などを強化していくとのこと。本件による業績への影響についてはあらためて発表するとしています。
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