天津の爆発事故から1年 メディア規制も
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中国の天津で、170人以上の死者・行方不明者を出した大規模な爆発から12日で1年となり、現地では多くのマンションや工場で復旧が進んだものの、警察が外国メディアの取材を妨害するなど、当局が神経をとがらせている様子もうかがえました。
去年8月、天津の倉庫会社で、爆薬の原料にもなる硝酸アンモニウムなどが引火して大規模な爆発が起き、173人の死者・行方不明者が出たほか、周辺の多くのマンションや工場などが被害を受けました。
地元政府は当初、先月までに跡地に緑の多い公園を建設する予定でしたが、汚染された土壌の除去や浄化に時間がかかっていて、今もさら地のままです。
また、爆発で駅舎が大きな被害を受けた近くの鉄道の駅でも、復旧工事が続いています。
一方、現場周辺では、多くのマンションや工場で復旧が進んでいますが、住民によりますと、転居した人も多く、3分の2以上が空室のマンションもあるということです。
自宅を修復した住民からは、「今でも爆発みたいな音が聞こえるとびっくりする。数年間は平穏に過ごせない」とか、「2度とこうしたことが起きないようにしてほしい」といった声が聞かれました。
また、現場周辺には多くのパトカーが配置され、現地で撮影していた外国メディアが、警察に取材をやめるよう求められ、妨害を受けるなど、多くの犠牲者を出した問題が再び注目され、政府への不満が高まらないよう、当局が神経をとがらせている様子もうかがえました。
地元政府は当初、先月までに跡地に緑の多い公園を建設する予定でしたが、汚染された土壌の除去や浄化に時間がかかっていて、今もさら地のままです。
また、爆発で駅舎が大きな被害を受けた近くの鉄道の駅でも、復旧工事が続いています。
一方、現場周辺では、多くのマンションや工場で復旧が進んでいますが、住民によりますと、転居した人も多く、3分の2以上が空室のマンションもあるということです。
自宅を修復した住民からは、「今でも爆発みたいな音が聞こえるとびっくりする。数年間は平穏に過ごせない」とか、「2度とこうしたことが起きないようにしてほしい」といった声が聞かれました。
また、現場周辺には多くのパトカーが配置され、現地で撮影していた外国メディアが、警察に取材をやめるよう求められ、妨害を受けるなど、多くの犠牲者を出した問題が再び注目され、政府への不満が高まらないよう、当局が神経をとがらせている様子もうかがえました。