五輪飛び込み用プール 薬品切れで水が緑色に

五輪飛び込み用プール 薬品切れで水が緑色に
リオデジャネイロオリンピックの飛び込み競技用のプールで薬品切れのために水が緑色に変色し、選手らを驚かせる騒ぎがありました。
リオデジャネイロのオリンピックパークにあるプールの1つでは、今月7日から飛び込み競技が始まりました。ところが9日ごろからプールの水が緑色に変わり始め、イギリス代表のトーマス・デイリー選手がツイッター上で「何が起こったんだ?!」とつぶやきました。
調査した国際水泳連盟は10日、タンクの中に入っていた水質管理のための薬品が切れたため水質が変わって変色が起きたことを明らかにし、「選手の健康に影響はない」と説明しています。一方、カナダ代表は独自に水質を検査し、安全性を確認したということです。
カナダ代表で、女子シンクロ高飛び込みで銅メダルを獲得したロズリン・フィリオン選手は「飛び込み台から下を見ると水が本当に緑色で笑いをこらえるのに必死でした。予期せぬことが起こりうると考えて来ましたから、水の色がオレンジでも紫でも問題ありません」と話していました。
大会の組織委員会はNHKの取材に対し、「薬品を投入したので水の色は11日中に元に戻るだろう」と話しています。