ガザ地区で日本人グループが若者の起業支援
世界で最も失業率が高い地域の一つパレスチナのガザ地区で、若者たちの自立を支援しようと、日本人の有志のグループが起業のアイデアを募るコンテストを開催しました。
このコンテストは、日本の民間企業の社員や国際援助機関のメンバーなどからなる有志のグループが、国連機関の協力を得て初めて開催したものです。
パレスチナ暫定自治区のガザ地区にある国連の職業訓練施設では11日、書類選考で選抜された9つのチームが、審査員の前でそれぞれの起業のアイデアのプレゼンテーションを行いました。参加者からは、戦闘で破壊された建物の再建に必要なセメントブロックの不足を解消する灰を原料にしたブロックや、停電が頻繁に起きるなかエレベーターを使わずに階段で重い荷物を運ぶための機材など、ガザ地区の厳しい現状を改善するさまざまな製品を生産する事業が提案されました。
ガザ地区では、イスラエルとエジプトが治安目的を理由に住民や物資の移動を制限していることから経済が低迷し、失業率は40%を超え世界有数の高さとなっています。
コンテストを主催したグループでは、今回提案された事業のうち優れたものについて資金を提供するとともに日本の起業家によるアドバイスなども行い支援していくことにしていて、「ガザの若者たちの自立を支援し、未来に希望を持ってもらいたい」としています。
パレスチナ暫定自治区のガザ地区にある国連の職業訓練施設では11日、書類選考で選抜された9つのチームが、審査員の前でそれぞれの起業のアイデアのプレゼンテーションを行いました。参加者からは、戦闘で破壊された建物の再建に必要なセメントブロックの不足を解消する灰を原料にしたブロックや、停電が頻繁に起きるなかエレベーターを使わずに階段で重い荷物を運ぶための機材など、ガザ地区の厳しい現状を改善するさまざまな製品を生産する事業が提案されました。
ガザ地区では、イスラエルとエジプトが治安目的を理由に住民や物資の移動を制限していることから経済が低迷し、失業率は40%を超え世界有数の高さとなっています。
コンテストを主催したグループでは、今回提案された事業のうち優れたものについて資金を提供するとともに日本の起業家によるアドバイスなども行い支援していくことにしていて、「ガザの若者たちの自立を支援し、未来に希望を持ってもらいたい」としています。