香港で大規模な食品見本市 被災地からも出展
日本の食品の最大の輸出先となっている香港で、大規模な食品の見本市が開かれ、熊本地震や東日本大震災の被災地の生産者も多く出展し、復興に向けて輸出に乗り出しています。
日本料理店が1000店以上ある香港は日本の食品の最大の輸出先で、11日から5日間の日程で始まったアジア最大級の食品の見本市には、5年前の東日本大震災やことし4月の熊本地震の被災地も含め、日本から過去最多の320団体が参加しました。
このうち、福島県の業者が米やみそ漬けを売り込んでいたほか、津波で流された工場を再建したという岩手県の魚の加工食品メーカーは煮魚をアピールしていました。また、熊本県からは酪農組合や地震で酒蔵に被害が出た酒造メーカーなどが、県の人気キャラクター「くまモン」のマークをつけた製品を売り込んでいました。
この酒造メーカーの本田雅晴社長は「地元で消費が回復しないなか、何とか売り上げを確保したいと思って参加しました。震災を、逆に会社として飛躍するきっかけにしたいです」と話していました。
会場には山本農林水産大臣も視察に訪れ、「福島の物産は風評被害がないようにしたい。熊本については、来年に向けて意欲が高まるよう、販売の数量と価格を維持できるやり方がないかと考えている」と述べ、被災地からの輸出を後押していく考えを示しました。
このうち、福島県の業者が米やみそ漬けを売り込んでいたほか、津波で流された工場を再建したという岩手県の魚の加工食品メーカーは煮魚をアピールしていました。また、熊本県からは酪農組合や地震で酒蔵に被害が出た酒造メーカーなどが、県の人気キャラクター「くまモン」のマークをつけた製品を売り込んでいました。
この酒造メーカーの本田雅晴社長は「地元で消費が回復しないなか、何とか売り上げを確保したいと思って参加しました。震災を、逆に会社として飛躍するきっかけにしたいです」と話していました。
会場には山本農林水産大臣も視察に訪れ、「福島の物産は風評被害がないようにしたい。熊本については、来年に向けて意欲が高まるよう、販売の数量と価格を維持できるやり方がないかと考えている」と述べ、被災地からの輸出を後押していく考えを示しました。