赤ちゃんは、ハイハイを始めると一気に行動範囲が広がり、部屋中を動き回るようになります。
ハイハイを覚えた赤ちゃんとの遊びでおすすめなのが、ハイハイ鬼ごっこです。
ハイハイ鬼ごっこは、赤ちゃんが楽しめるだけでなく、運動機能を向上させるなどの知育効果も期待できる優れた遊びです。
一方で、赤ちゃんがふらついて壁に頭をぶつけたり、バランスを崩して倒れたりするリスクもあるため、安全な環境を整えてあげることが大切です。
この記事では、ハイハイ鬼ごっこの概要と知育効果、ハイハイ鬼ごっこで遊ぶ時の注意点について紹介します。
ハイハイ鬼ごっことは
ハイハイ鬼ごっことは、パパママが「まてまて~」などと声掛けしながら、ハイハイで赤ちゃんの後をついていく遊びです。
赤ちゃんのハイハイコースに座布団やクッションを置いて乗り越えさせたり、途中で追うのを止めて赤ちゃんに探させたりと、赤ちゃんの反応を見ながら色々とアレンジしながら遊ぶことができます。
ハイハイ鬼ごっこはいつから
ハイハイ鬼ごっこで遊べるようになるのは、赤ちゃんがハイハイを覚えた後です。
ハイハイを始める時期は、生後7ヶ月~8ヶ月頃が多いものですが、遺伝やパパママの関わり方、生活環境などによって個人差が大きいので、月齢だけで判断することはおすすめできません。
また、ハイハイを始めたての頃は転んだりぶつかったりしやすいので、赤ちゃんがハイハイにある程度慣れてから始めると良いでしょう。
ズリバイの段階で鬼ごっこできる?
ズリバイとは、うつぶせで床におなかをつけた状態で、腕で床を押したり、足の裏で床を蹴ったりしながら、前や後ろにはって進む動きです。
ハイハイを始める前にズリバイを始める赤ちゃんが多いものです。
ズリバイは、ハイハイに比べて頭の位置が低く、前方の視界も良くないので、頭を壁などにぶつけるリスクが高くなる傾向があります。
また、自力の移動に慣れていない時期でもあり、パパママが追いかけるとそちらに気を取られたり、驚いたりしてバランスを崩しやすいものです。
そのため、ズリバイの段階で鬼ごっこする場合は、ハイハイ鬼ごっこ以上に安全に配慮する必要があります。
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ハイハイ鬼ごっこの知育効果
ハイハイ鬼ごっこにより、赤ちゃんは積極的にハイハイするようになります。
ハイハイを繰り返すことで身体全体の筋肉がバランスよく発達し、運動能力も向上していきます。
その結果、つかまり立ちや伝い歩き、一人歩きを早く始める傾向があります。
また、親子で身体を使って遊ぶことで、赤ちゃんは「たくさん遊んでもらっている。愛してもらっている。」という感覚を得ることができ、自然に基本的信頼感が育まれていきます。
さらに、遊びの中で声をかけたり、ボディタッチしたりと、言葉や身振り手振りでコミュニケーションしながら遊ぶことで、社会性も育まれていきます。
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ハイハイ鬼ごっこで遊ぶ時の注意点
赤ちゃんは、大人に比べて身体に占める頭の割合が大きく、バランスを崩しやすいものです。
また、危険かどうか気にせず、興味関心の向くままに動き回るので、思わぬところでケガをしてしまいます。
そのため、安全面への配慮が大切になります。
注意しておきたいポイントは、次のとおりです。
- 十分なスペースのある場所で遊ぶ
- 赤ちゃんがぶつかってケガをする危険がある物は片づけておく
- 赤ちゃんが口にして危険がある物は片づけておく
- 立ち入ると危ない場所にはベビーサークルを設置する
- 机やテレビラックの角など尖った場所には緩衝材をつける
- フローリングでハイハイ鬼ごっこをする場合は、滑らないようにマットなどを敷く
- 赤ちゃんから目を離さない
まとめ
ハイハイ鬼ごっこは、赤ちゃんの身体の成長を促し、基本的信頼感や社会性を育む効果のある遊びです。
家の中で手軽に遊ぶことができるため、積極的に活用してみてください。
ただし、思わぬ事故やケガのリスクがあるので、危険が少なく遊びやすい環境を整えてあげることが大切です。