ノートパソコンにはデフォルトでスピーカーが付属していますが、その音質・聞こえやすさは特にスピーカーに気を遣った機種でなければお察しのレベル…といったところがほとんどです。
でも、PCのスピーカーにはなかなかお金がかけられませんよね。音楽が好きでオーディオに詳しい人が聞いたらカンカン物かもしれませんが、普通なら安くてパフォーマンスが比較的高いものが欲しいはず。
というわけで、コスパのいいPCスピーカーを見繕ってご紹介します。
目次
LOGICOOL ステレオスピーカー
こちらはPC周辺機器で知られているメーカー、LOGICOOLから発売されているものです。
価格は1,500円ほど、とかなり安価なのですが、音質はかなり明瞭です。爽やかな感じに聞こえる音調で、低音が大好きという方でなければ十分に通用するのではないでしょうか。
このスピーカーはUSB電源なのでノートPCがあれば問題なく使用でき、もしタブレットやスマートフォンにつなぎたい場合はモバイルブースターを持っていれば使えるので、非常に携帯性が高いです。
スピーカーの裏にケーブル収納機構が作られているので、ケーブルを傷めず邪魔になる事もありません。
音声接続はアナログ端子なのでノイズが乗ることがありますが、それでも十分実用的です。
レビュー
一言で言うと「爽やかな音」です。
音の大きさもWindowsの音量設定を50%位でツマミ位置は半分もいきません。
やや子音の強調された音ですが,人の話す音域は明瞭に聞こえます。 低音は出ませんが,テレビ内蔵のスピーカーより,音に奥行きが出るようになりました。 たった千円で,この音質なら満足です。
あまりお金を掛けず、でも音質はそれなりを確保したい、という方にうってつけなのではないでしょうか。
Creative Bluetooth対応 2ch ワイヤレススピーカー T15
こちらの商品で一番の特徴は「ワイヤレススピーカー」であること。
Bluetooth接続できるようになっているので、Bluetooth搭載のノートPCやスマートフォンであればすぐに接続できてとても楽です。
デスクトップ型のPCであっても、Bluetooth機能を付加するUSBアダプターを使えば接続可能です。
本体をペアリング待機状態にしてからペアリング先の機器を操作すれば、簡単に接続先を替えることが出来るのも魅力的。
音量調節以外にトーン調節のつまみもあり、Bluetoothスピーカーによくある音のこもりを簡単に解消できるようになっています。
レビュー
買ってみての感想は、私には微妙な音の違いがわかりませんが、同じようにクリアで、リビングでの使用にも遜色ありません。外見もT12同様に黒光りし、一回り大きくさらにスタイリッシュに感じます。
これより上のクラスになると突然値段が跳ね上がるので、この辺りがBluetoothスピーカーのベストバイではないでしょうか。
T12というのはこのモデルの下位機種ですが、「こちらのモデルに切り替えて音質が良くなった」という評価を多く見受けます。
手軽な値段でワイヤレスのBluetoothスピーカーを使ってみたい方にオススメです。
Bose Companion2 Series III PCスピーカー バスレフ型
スピーカーの質が高い事で非常に有名なメーカー、BOSEから発売されているPC用スピーカーです。
その見た目通りスピーカーとしてはとてもシンプルで、AC電源とステレオミニジャックで接続し、本体で操作できるのはボリュームのみとなっています。
しかしこの商品、スピーカーのキモであるサウンドにおいては間違いなくコスト以上のものを発揮してくれます。
BOSE独自の「TrueSpace ステレオ・デジタル・シグナル・プロセッシング回路」というものを搭載しており、その音質はもちろんのこと、音の空間的な広がりにおいては抜群の性能を持っています。
イコライジング的にはバランスのいい調整がなされており、それぞれの音域が強調し合うようなサウンドテイストになっています。
音楽だけでなく、映像作品を観る際のスピーカーとしても、他の製品にはないスペックを備えています。
レビュー
ボーズのPCスピーカーの入門機として、11,500円のモデルだが、「マルチメディアスピーカー」という名称の通り、音楽だけでなく映像作品でも活躍する実力を備えている。定番ロングセラーモデルは、やはりその音質の高さで支持を集め続けていることを実感した。
低音はずっしりとした安定感がありますが不快さはなく必要十分です。厚みのある中音域は一度聴けばバランスの良さを実感できると思います。高音域は控えめでありながらも伸びやかでどこまでもクリアです。
特に上のレビューはプロによるものなので、説得力も抜群です。
お手頃な値段で高級ブランドのモデルを体験してみたい、という方に勧めたい製品です。