ハワイ「ゲンキスシ」が営業停止 A型肝炎の感染源か

ハワイ「ゲンキスシ」が営業停止 A型肝炎の感染源か
アメリカ・ハワイ州でA型肝炎の感染が広がっている問題で、地元の保健当局は州内で営業している日系の回転ずしチェーンが、感染源になった可能性が高いとして11の店舗を営業停止処分にしたと発表しました。
アメリカ・ハワイ州では6月以降、少なくとも168人にA型肝炎の感染が確認されていて、州の保健当局が感染経路の調査を進めてきました。
保健当局は、調査の結果、回転ずしチェーン「ゲンキスシ」で提供していた冷凍のホタテが感染源である可能性が高いと判断し、ハワイ州にある14の店舗のうちの11店舗を営業停止処分にしたと発表しました。
保健当局はNHKの取材に対して「感染者の数は、さらに増える可能性がある」と話しています。
ハワイのこの回転ずし店は、宇都宮市に本社を置く回転ずしチェーン「元気寿司」の子会社が運営していて、本社の広報担当者は「営業停止の処分を受けたことを真摯(しんし)に受け止めている。今後さらに調査を進め、対応を検討したい」と話しています。