光コラボレーションモデルも随分世の中に浸透してきましたね。多くの方が携帯やスマホとのセット割りでお安く利用されているのではないでしょうか。
そんな中、批評が多い光コラボ事業者も目立ちます。
「騙された」「NTTと偽って」など光コラボの被害に遭われている方も多いようです。
今回は特に批評が多いアイスマート光の評判やお役立ち情報を公開致します。
目次
1.アイスマートひかりとは
アイスマート光とは、(株) フォーバルテレコムが展開している光コラボです。
この会社は、元々、IP電話に強い会社で、現在、ソフトバンクで運用している「BBフォン」を法人向けのIP電話として設立したことで有名な会社です。
また、資本金5億42百万円、連結での売上額が138億円、東証2部上場と、かなり大きな会社でもあります。
しかし、あまりメジャーで表舞台に立つという感じではなく、どちらかと言えば、インターネットを陰で支える裏方さんといった感じの会社ですね。
そんな、会社が2015年2月1日から始めてしまった、法人向けだけでなく、一般コンシューマーをも販売対象とした光コラボがアイスマート光です。
そして、その販売方法がとても強引で、ネットで大炎上しました。
また、この会社は、光コラボが始まる前からも、強引な営業姿勢はあったようで、「アイスマート接続F光」というプロバイダ販売においても、とても強引な営業方法を行っていたようですね。
詳しくは、後でお話ししますね。
1−1.料金詳細
料金については、今日(2016年8月15日)現在、公式ホームページには、全くアナウンスがありません。
でも、ネットを探してみると、いくつかのサイトでアイスマート光の料金表がUPされていましたので、最新かどうか分かりませんが、料金についてお話ししますね。
<NTT東日本エリアでのアイスマート光の料金についてNTT>
| タイプ | 戸建 | マンション |
| 月額基本料(3年縛り・解約金有り)
設備等により料金に開きがあります。 |
5,200円~
5,700円 |
2,850円~
4,050円 |
<NTT西日本エリアでのアイスマート光の料金についてNTT>
| タイプ | 戸建 | マンション |
| 月額基本料(3年縛り・解約金有り)
設備等により料金に開きがあります。 |
5,400円 | 3,200円~
4,500円 |
上表のように料金は若干お高めですね。
1−2.解約金はいくら?
そして、料金以上に、心配なのが解約金です。
転用後にキャンセルする場合、「転用キャンセル手数料」という名目の解約金がかかります。金額は、なんと、全エリア全タイプ一律30,000円です。とても高額ですね。一般的な解約金は、10,000円程度なのですがね。
2.アイスマートひかりの評判
アイスマート光の評判・口コミについて、具体的に公開します。
2−1.ネット上での評判は?
まず、ネット上で評判となっている強引な営業電話についてですが、次のとおりです。
- NTTの関係者と誤解させるような表現があること。
- 料金についての説明不足があり、特に、解約金については説明がないこと。
- 勧誘相手のパソコンを遠隔操作し、プロバイダ設定を勝手に変更すること。
- 解約金の説明が事前になされていないにもかかわらず、ユーザーがキャンセルしたい旨、申し出ると、高額な解約金を請求されること。
以上が 、ネット上で炎上しているアイネット光の強引な営業電話の評判です。
これは、光コラボ(アイスマート光)が登場する2015年2月より前から、行われてきたもので、国民生活センターの公式サイトでは2014年9月18日付けで「相談激増!遠隔操作によるプロバイダ変更勧誘トラブルにご注意」という注意喚起を促すメッセージを公表していますね。
(参考URL http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20140918_1.html)
ちなみにTwitter上ではこんな感じになっています。
アイスマートの勧誘契約かかってきた…
ツイッターみて、詐欺そうだから、断った…
— まけいぬZ 9月19日浜松工場行 (@sinigamid) 2016年6月3日
わーい
こないだ騙されたプロバイダー
アイスマートやめれる!
ひとまずよかった\(^^)/— MJ@ゆいぽん仙人 (@mjdesse) 2016年5月29日
うわwアイスマート光調べたらこれNTTちゃうやんww
折り返し電話するーって向こうが言わなかったら契約できてたのにね、残念ww
契約しません(´・ω・`)ゆぴさん教えてくれてありがとー><
— アキ@fenrir (@akizel_FF14) 2016年5月20日
また詐欺のフォーバルテレコムから電話きたぞ なんかNTTとアイスマートが合併で月々5100円が3810円なるていうやつやねんけど、調べたらおれもうすでに3810円なってんねんけどw まじ調子乗り過ぎ怒りの解約電話しようとしたら電話でえへんしまじ警察もんや
— !たかお! (@takao4272) 2016年5月16日
何か、NTTの関連会社を名乗るトコから電話来た。「アイスマート」なんてサービス、NTTやってねーぞ?
— しほい=トゥビシュバット=タテ (@sihoi719tate) 2016年5月6日
2−2.利用者の口コミ
口コミも当然良くないですね。
高額な違約金を泣く泣く支払って解約したという怒りと悲鳴がありました。
また、ネット事情に詳しい専門家に頼んで、アイスマート光を運営するフォーバルテレコムへ無料でキャンセルするよう交渉してもらったら大丈夫だったという報告もありました。
回線品質についての口コミは少なかったですが、時間帯によって不安定になるという口コミがありましたね。
3.騙されて光コラボを契約した場合
さて、被害続出で国民生活センターも動いたアイスマートですが、もし騙されて契約してしまったらどうするのか、についてお話ししようと思います。
3−1.解約方法
契約内容がおかしいと思ったら、早めに、販売代理店ではなく、事業者(アイスマートを運営している(株)フォーバルテレコム)へ解約を申し出ましょう。
クーリングオフの期間内(契約書面受領日から8日間)であれば、違約金なしで解約できます。
具体的には、次の電話番号に電話してみてください。
<フォーバルテレコム お客様総合窓口>
0120-932-357 (フリーダイヤル/固定電話のみ受付)
0570-783-757 (ナビダイヤル/固定電話以外も受付可能)
受付時間 平日 10:00~19:00
土・日・祝10:00~18:00
(年末年始を除く)
ここに電話してもダメなようでしたら、最寄りの消費生活センターに電話し、相談してみてください。
もし、最寄りの消費生活センターに電話が繋がらなかった場合は、「消費者ホットライン 平日バックアップ相談 03-3446-1623」へ、平日の10時~12時、13時~16時の時間帯に電話し、相談してみてください。
(参考URL http://www.kokusen.go.jp/map/)
3−2.法改正のクーリングオフ制度
2016年5月に電気通信事業法が改正され、光回線についてもクーリングオフ制度(初期契約解除制度)の対象となりましたので、契約解除可能期間内であれば、違約金なしで契約解除できます。
契約解除可能期間は、契約書面受領日から8日間です。
そして、この契約書面は、は原則紙媒体での交付になりますが、消費者が承諾すれば、代替手段としてSMS(ショートメッセージサービス)を含む電子メールやウェブページ上での掲載、CD-ROM等の記録媒体の形式で電子的な交付になる場合もありますので、要注意です。
また、契約書面には、クーリングオフ制度(初期契約解除制度)等の利用方法も含めた詳細な契約内容が記載されているので、交付の形式に関わらず、書面の内容は必ず目を通す必要がありますね。
無事解約できましたら、いつでも他サービスに乗り換え可能となります。
3−3. スムーズな解約手順
スムーズな解約に一番重要なことは、早めに対応することですね。
特に、クーリングオフ期間内(契約書面受領日から8日間)までに解約を申し出なければ、違約金がかかってしまう可能性が高いです。
解約の流れについては、次のとおりです。
- フォーバルテレコムお客様総合窓口に電話すること。(0120-932-357、ケータイ・スマホの場合0570-783-757)
- 電話したら、解約を申し出ること。
- その際に、クーリングオフ制度と違約金について必ず確認すること。
- これで解約ができるはずですが、もし、ダメだった場合は、次のとおりです。
- 最寄りの消費生活センターに電話相談すること。もし、なかなか電話が繋がらなかった場合は、次のとおりです。
- 「消費者ホットライン 平日バックアップ相談 03-3446-1623」へ、電話相談すること。
流れ的には以上になります。
くれぐれも、早めに行動してくださいね。
4.まとめ
アイスマート光の強引な営業電話について、一義的には販売代理店が当然悪いのですが、国民生活センターが2014年という今から2年も前の段階から注意喚起を促しているにも関わらず、こういう販売代理店を放置されていたということは、販売代理店だけではなく、アイスマート光を提供している(株)フォーバルテレコムにも管理責任があるように思います。
ところが、公式ホームページを見てみると(2016年8月15日現在で)、アイスマート光の料金について、アナウンスをしていないという姿勢に、本当に消費者の事を考えているのだろうかと、疑問を感じてします。
(参考URL http://www.forvaltel.co.jp/ip/i_smart_hikari/)
そして、何故かフレッツ光で利用するプロバイダとしての「iSmart接続-Fひかり」については、しっかりと料金についても、クーリングオフについても書かれていて、更に、「iSmart 消費者クレームご相談窓口」なるものまで存在し、そのサイトには「我々は、不当な営業勧誘を許しません!」とまるで他人事のように書かれてありますので、何故、アイスマート光とこんなに差があるのか不自然に感じましたね。
(参考URL http://www.forvaltel.co.jp/ip/ismart_f/)
(参考URL http://www.fit-ismart.com/)
光コラボ事業者は当然そのほとんどが、消費者目線という姿勢でなるべくみんなに分かりやすいサイト作りをし、しっかりとしたユーザーサポートをしているのですが、一部には心無い事業者もいるという現実があることを思うと、少し悲しい気がしますね。