今週のお題「映画の夏」
この映画も、春に予告を見てから、ずっと楽しみにしてた映画の1つ。
『ペット』
映画『ミニオンズ』の制作スタッフさんの作品ということで、期待していました!!
まずね。
同時上映のショートアニメーション『ミニオンズ:アルバイ大作戦』
文句なしにかわいくておもしろいっ!!
相変わらずむちゃくちゃのミニオンズ、ちょー可愛かった♡
この作中にでてくる『ミキサー』は、映画本編でもちらっとでてきて、ほんのちょっとコラボ~的な。
このDVD欲しいな~!!
でも。
ミニオンズ見ながらふと脳裏をよぎった悪夢。
声優問題。
幸い、このショートフィルムには怪盗グルーは出てこなかったので事なきを得たんですが、果たして本編は大丈夫なのか?
最近見たここ何本かの吹き替え映画は、声優さんストレスが全くなかったので、その可能性をすっかり忘れていました。
私は映画を見るときは、劇場で流れる予告以外の情報をあえて入れないようにしているので、今回も、誰が誰の担当をしてるとか一切知らないまま。
本編が始まる前にちょっと不安になっちゃったな・・・・・・。
忘れてたけど、海外のアニメの吹き替えって必ず、プロの声優さんじゃないタレントさんが起用されてるんだよね・・・・・・。
ということで。
本編『ペット』の感想文です。
ネタバレなしです。
というか、ネタバレするほどネタがない。
あ、でも声優さんについては言及してるので、各キャラの担当声優さんを知りたくない方はお戻りを。
まずね。
主人公の小型犬マックス。
第一声を聞いてすぐに
『あれ、プロの声優さんじゃないな?』
って思いました。
でも私、普段ほっとんどテレビ見ないので、誰だかはわからなかった。
だけど誰だかはわからないけど、マックスがしゃべればしゃべるほど、疑惑は確信へ。
だってね。
棒読みだもん。
でも、そのタレントさんが誰だかはわからないし(プロの俳優さんでもないことはわかったけど)、関西弁なわけでもないし、ぎりぎり、ぎりぎり、気の持ちようによっては、なんとか許容範囲。すれすれだけど。
それに視聴中、ずっとストレスに感じつづけるのも嫌なので、
『優等生のマックスには、感情の起伏が全く見えないこの棒読みが、むしろ合ってるのかもしれない!うん!合ってる!』
と、自分で自分に、何度も言い聞かせながら見ました。
一方、相方の大型犬デューク。
デュークの声はぴったりで上手で、ストレスフリー。
マックスとの絡みが多かった分、デュークのうまさが引き立ちました。
結局、マックスとデュークは、お笑い芸人『バナナマン』さんの2人が担当していたことをエンドロールで知り、今まであまり好きじゃなかった日村さんの株が上がったということで。(設楽さんの株は上がりも下がりもせず特に興味もなく)。
そして、マックスとデュークの飼い主ケイティ。
ケイティも、しゃべればしゃべるほど
『プロの声優さんでも女優さんでもない』
ってバレバレでしたが、出番がそんなにあった訳でもなく、脇役的なポジションだったので、まぁ、まぁ、目をつむれる。演技はあんまりだったけど、声質はよかったし。あ、でもこの声も好き嫌い別れると思う。私は好きな声でした。
担当されてたのは佐藤栞里さん。
知らないお名前だったけど、モデル出身のタレントさんらしいです。
と、ここ最近見てきた吹き替え映画の中では久しぶりに、声優さんの棒な演技に余計な気を取られる作品でした。
ちなみに、他のキャラクターの声優さんは、悪役のウサギ・スノーボールがバイキンマンの中尾隆生さんだったり、その子分が山寺宏一さんだったり、むちゃくちゃ豪華。そういえば山寺さんは、ミニオンズシリーズにも出演されてたなぁ。その時も敵のキャラだったりちょい役だったり。メインをやらない大人の事情があるのかな?
中尾さんの声はやっぱりすっごいよかった♡
このウサギがバイキンマンの声でしゃべるとか、萌え~♡
あ、あと、ギジェットっていう、ふわふわの白い女子犬
この白犬の声優さん、めちゃめちゃうまい!!って見てる間、何度も思った。
ぶっちゃけ、深いストーリーがあるわけじゃないから(あとマックスがしゃべるたびに気を取られるから)、どうしても声優さんの演技の方に意識がいっちゃう。
ギジェットを演じてた声優さんは、沢城みゆきさんっていう、『ルパン三世』の三代目峰不二子役の人なんだって。やっぱりプロの声優さんはすごい!!
と、声優さんの話だけで2000字超えしましたが。
お話はね。
う~~~~ん。
よかったとも悪かったとも言えないというか。
あ、面白かったですよ。すっごく。
めっちゃ笑ったし。
一緒に見てた子供たちも大爆笑。
大満足で映画館を出てきました。
でもね。
よくもわるくも、それだけ?
これは『ミニオンズ』見たときもそう感じたんだけど
笑いあり笑いあり笑いあり、そして笑いあり。
って感じ。
それはそれで、娯楽映画としては最高。
ドタバタドタバタそしてちょっとドタバタ。
って言ってもいいかも。
たぶん、この数日前に同じくペットを題材にした『ルドルフとイッパイアテナ』を見たばかりだったから、どうしても比べて見ちゃうのもある。
ちなみに長男の感想は
『映画って普通、笑えるところと感動するところがあるのに、これは笑えるとこしかなかったね』
でした。
その通り!!
『ルドルフ~』と同じく、迷い犬や、捨てられたペット、そして保健所から保護された犬等が、人間たちを恨んだり慕ったりする場面もいっぱいあるけど、なんていうのかな、そういう道徳的、倫理的なメッセージは一切感じさせないというか
たぶんない。
ただただドタバタして面白い映画。
アニメCGも、飛行機みたいに空を飛んでるようなアングルのシーンは酔うほどリアルで、遊園地のアトラクションに乗ってるみたいな気分になった。
完全に娯楽に特化した映画だと思う。
それはそれで面白かったし楽しかったしよかったけど。
ただ、『ミニオンズ』と、個人的に違うなと思うとこは
おみやげにマスコットを買いたいと思うほど、登場キャラに愛着がわかない。
って点かな。
それはたぶん、演じた声優さんがプロじゃなかった影響もきっとあると思うよ。
だって、バイキンマンの中尾さんが演じたスノーボールは、ぶっちゃけ主人公の2匹より全然キャラが立ってて、すごく魅力的だったもん。
声優大事!!
ということで。
視聴後の感想は、遊園地でジェットコースター乗って、降りてきた時の
あー楽しかった!!
に、完全に一致。
爽快感はあるけど、何かが心に残るとかそういうのはない。
あ、でも、主人公の2匹以外のキャラクターの声優さんは、みんなすっごくうまいし、こっちは基本的に主人公とは別行動だから、こっちのメンバーのドタバタアクション冒険物語はストレスなく素直に楽しめる。
おすすめかとうか?
ジェットコースターに乗るつもりで見にいけばいいと思うけど、それ以上の感動とか友情とかもろもろ期待していくと、がっかりするかも?
視聴対象年齢は幼稚園からOK。
小学生は文句なく楽しめる。
2歳とか3歳の未就園児は飽きちゃうかも?
意味わかんないと思うしね。
要は、『ジェットコースターに乗れるかどうか』で判断すればいいと思う。
というのが
個人的な
感想です。
あくまでこれは私の感想であって、超感動して涙なみだ、マックス超絶かわいい!!バナナマン最高!!って人もいると思うよ。
おみやげ
パンフレット買いました。
声優さんのコメントが、バナナマンさんだけでなく、永作博美さん、宮野真守さん、梶裕貴さん、沢城みゆきさん、中尾隆聖さん、銀河万丈さん、山寺宏一さん等も、ご本人の写真付きで載ってるのは嬉しかった。
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この3本の中で1番のおすすめはやっぱり『ルドルフとイッパイアッテナ』!!