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 体操男子の白井健三(19)は、種目別跳馬の銅メダルで初の五輪を締めくくった。体操一家の3兄弟の末っ子。兄2人は、スポットライトを浴びる弟と比較されることに複雑な思いも抱いてきたが、世界を驚かせる弟の演技に刺激を受け、表彰台の笑顔に喜びをかみしめた。

 跳馬の1本目。健三は新技を鮮やかに決めると、力強くガッツポーズした。

 体操指導者の両親のもと、おむつが取れる前から2人の兄と体操場で遊んだ。ただ、健三が高校2年でゆかの世界チャンピオンになると、兄弟で体操の話をすることはあまりなくなった。

 「努力家のお兄ちゃんと天才肌…

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