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麻生・山東・谷垣、3派合併構想…「第2派閥」視野

 自民党の麻生派(38人)、山東派(11人)、谷垣グループ(約30人)の3者間に合併構想が浮上していることが分かった。合流すれば細田派(96人)に次ぐ党内第2派閥になり、影響力拡大を狙えるからだ。ただ、以前から合併を検討している麻生、山東両派の協議も進んでおらず、3者合併の道筋は描けていない。

谷垣氏入院で不透明感

 関係者によると、山東派会長の山東昭子元参院副議長が昨年秋に谷垣グループ幹部と会談。出席者の一人は「麻生派を含めた将来的な合併に向けた地ならし」と説明する。その後も3者の幹部間で意見交換を重ねているという。もともと麻生、山東両派は2012年から合併を探り、合同勉強会などを開いてきた。昨年11月には麻生太郎副総理と山東氏が合併協議の本格化を確認したが、合併後の派閥運営を巡る主導権争いから機運は盛り上がっていない。

 両派の合併推進派は、谷垣グループを加えて「第2派閥」が視野に入れば機運が加速すると期待する。ただ、谷垣禎一前幹事長の自転車事故による入院で不透明感は強い。推進派の一人は「安倍晋三首相の党総裁任期の2018年9月が近づけば、総裁選への対応もあり、派閥再編が進む」と望みをつなぐ。【田中裕之、飼手勇介】

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