http://anond.hatelabo.jp/20160815210616
増田の苛立ちがよくわかる。あいつら本当どっかいってくんねえかな。
多分ネット上ではテーマってものが理解されてないんだよね。テーマに作品を左右する価値があると考えてるから、テーマどうこうを毛嫌いするし「高尚なテーマw」とかが揶揄になると思ってる。もし価値があるなら、映画なんかにしないでそのテーマ自体を叫んだ方が作品よりよっぽど優れたものになるだろうに。
テーマの評価と作品を絡めるのが如何に下らないかについてもっと言えば、ゴッドファーザーは反社だからだから駄作、反戦映画は総て名作という論理が成り立つこと。下らなすぎるでしょ。
テーマは観客が作品から読み取る主観的なもので、もともと決まってるものと考えるのが間違いのもと。(シナリオや小説の作法では絶対に説教臭くなるから作者すらテーマを最初に設定してはいけない。またテーマと「モチーフ」は違うものだけどややこしいので略) だいたい「テーマ」の一言で伝えられるんなら誰も作品なんか作らねえよ。
だから人それぞれテーマの解釈が違うのが正しくて、そこから多様な見方を話し合えるからこそテーマについて他人と論じるのは面白いわけ。テーマがないとか言って何か言った気になってるやつには本当ゲンナリする。そんなの作品観てないってのと同義だから黙ってろよ。
それと、エンタメという言葉が糞みたいな扱いを受けてるのも問題。エンタメだから批判するな、深く考えるなとか言うやつが多くて本当に辟易するが、エンタメなんてたくさんの人に見てもらうことが前提なんだから多勢に伝えたいことがあるし、批判されたり考察されることは想定済みなんだよ。エンタメだからこそ深く考えるべきものもある。決して無批判で受け止めるべきものなんかじゃない。
こんな簡単なこともわからないんだから、要はネット上の大半の奴らは映画も好きじゃないし考えること自体がそもそも嫌いなんだよね。自分がなんとなく好きなものはみんなにも好きって言って欲しくて反対意見を言うやつの口は閉ざしたいだけ。自己肯定のために作品とかテーマとかエンタメって言葉を道具にして、他人の意見を封じる。
そういうやつは映画に口なんか出さないで昼飯の写真でもアップするくらいがぴったりだと思うんだけど、全然いなくならないんだよね厄介なことに。
昨晩書いた駄文(http://anond.hatelabo.jp/20160815210616)にたくさんコメントをいただきまして、興味深く読ませていただきました。ありがとうございます。 いくつか気になったコメントを拾っ...
がネット上(増田・2ch)に散見されるんだけどあれは何なんだ? 最近だとシン・ゴジラ。テーマを論じようとすると「庵野は今回エンターテイメントとしてゴジラを作ったんだからテー...
■映画・漫画・小説のテーマを論じると怒り出す人たち http://anond.hatelabo.jp/20160815210616 増田の苛立ちがよくわかる。あいつら本当どっかいってくんねえかな。 多分ネット上ではテーマっ...
シンゴジラは興味ないから関係する記事は適当に流し読みしてるんだけど 増田にはそんなやつほとんどいなくない?
残念ながらシン・ゴジラについて引用した反応は俺が増田にシン・ゴジラとエヴァのテーマについて書いた時の反応だ。
作品論に限らず同じこと書いてもブクマされまくることもあればしょーもない罵倒されるだけこともあるし 書いたのが1、2回なら匿名メディアの欠点として運が悪かったとあきらめて場...
悲しい結論だが仕方ないか。
庵野の場合は特別だからな エヴァテレビ版で視聴者が考察やらに夢中になっていたら 最終話で全部ぶん投げておめでとーって締めたわけで それがトラウマになってる奴らがいるんだよ
解釈することそのものは問題じゃないんだよ 深読みが的外れすぎて作品に対する侮辱になってるから怒られてるんだよ
そういう指摘なら全然OK。ただ解釈という行為それ自体にキレ始める奴らもいるんだよなぁ
こっちは見方のひとつとして提示してるのに勝手に決めつけるな!とか言われると冷めるよな
そうなんだよなー。気に入らないなら反論(するか無視)してくれればいいわけで