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 東京都の小池百合子知事は16日、築地市場(中央区)と移転先の豊洲市場(江東区)を視察した。新市場は11月7日に開場する予定だが、「リオ五輪出張から帰国後、総合的に考えて結論を出す」と述べ、延期に含みを持たせた。

 小池氏はこの日、築地市場で水産仲卸店が並ぶ区画などを視察。2020年東京五輪・パラリンピックの幹線道路となる環状2号線が現在の築地市場内を通るため、都が解体を急いでいる状況の説明を受けた。豊洲市場では、水産仲卸売場棟や青果棟などを見た。

 視察後、09年2月に4316億円だった豊洲市場の総事業費が5884億円と36%増えている点について、「どうしてそんなに膨らんだのか確認しなければいけない」と指摘。間口の広さなどの「使い勝手」も、「建設途中でもっとヒアリングすべきだった」として改善点を調べる考えを示した。

 移転の時期については、都が実…

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