安全保障関連法反対を訴え続け、15日に解散した若者グループ「SEALDs(シールズ)」は16日、国会内で記者会見を開き、メンバーらは「これからは個人で思考し、判断して政治に関わっていきたい」と話した。
会見で中心メンバーだった奥田愛基さん(24)は「約1年半活動し、この社会で若者が政治的にイエス、ノーを言うことがこんなにも大変なのかと感じた」と振り返った。牛田悦正さん(23)は「市民の政治参加が当たり前の文化をつくろうと活動してきた。これからは、日本に住む一人一人が始めてほしい」と呼び掛けた。
15日に解散したことについては、殿垣くるみさん(21)が「敗戦とともに生まれた平和憲法の下で生まれ育ち、憲法の理念が私たちの活動の背中を押してくれた。終わりの日は始まりの日。行動が次に続けばと思った」と説明した。