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「今後は個人で政治関与」 シールズ解散記者会見

 安全保障関連法反対を訴え続け、15日に解散した若者グループ「SEALDs(シールズ)」は16日、国会内で記者会見を開き、メンバーらは「これからは個人で思考し、判断して政治に関わっていきたい」と話した。

 会見で中心メンバーだった奥田愛基さん(24)は「約1年半活動し、この社会で若者が政治的にイエス、ノーを言うことがこんなにも大変なのかと感じた」と振り返った。牛田悦正さん(23)は「市民の政治参加が当たり前の文化をつくろうと活動してきた。これからは、日本に住む一人一人が始めてほしい」と呼び掛けた。

 15日に解散したことについては、殿垣くるみさん(21)が「敗戦とともに生まれた平和憲法の下で生まれ育ち、憲法の理念が私たちの活動の背中を押してくれた。終わりの日は始まりの日。行動が次に続けばと思った」と説明した。

 シールズは「自由と民主主義のための学生緊急行動」の英訳の略称。安保関連法は憲法違反で戦争につながるとして、首都圏の大学生らが中心となり2015年に結成。法案審議中は毎週金曜日に国会前でデモを開いた。

 ラップ調のリズムに乗って「民主主義って何だ」と問い掛ける独特のスタイルで展開した活動は、関西や東北、沖縄に広がった。

 昨年9月の法成立後も活動を続け、中心メンバーは今年7月の東京都知事選で野党候補の応援演説にも立つなど、リベラル勢力の結集を訴えた。メンバーが昨年から参院選後に解散する意向を公表していた。

[ 2016年8月16日 12:22 ]

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