SMAPについて。解散の内情がどうとか不仲がどうとか。ひたすらしょんぼりとしながら諦めている。トピックを見るたびSAN値チェック入ってる。
…かなしいけど。ライブ見たかったけど。本当なら幸せなライブが見られたはずなのにって何度も思うし、ファンクラブの雑対応まじ許せねえって思うけど。
少なくとも「メンバーの誰かの選択」と解釈できる分、1月の状況よりははるかにマシだから。でも。
私は正直、そこまでファンでもない。ライブを楽しみにしているだけでドラマすらあまり見ていない。
応援していたのは剛くん。ぷっすまやドラマを見ていて好きになった。
ド天然でコミュ力高くなくてコメントもどこか外れてしまう。素直さが子供みたい。でも好きなことには一途で努力家。ジーンズを語る姿が面白可愛い。韓国語を学んで、きっちり武器の一つにした。ドッキリだと知らずに真面目に身体を鍛えた、真剣に仕事をする姿、格好良かった。お酒の事件を気にして、あれっだけお酒好きでぷっすまであれっだけキャッキャとお酒に手を出していた人が、きっぱりお酒を断るようになった、そういうところすき。それをもう時効だと許すように、番組の中で誘ったのがメンバーだったのも、すき。演技が上手いとは思えないし美形ではないと思うけれど、ドラマで見せる姿がすき。
年齢は違うけれどあらゆる場面でずっとSMAPの音楽を聴いてきて、全員を同級生のように見ている気持ちも強い。いいところも、悪いところもさらけ出してきて、誰がどんなキャラクターか、いろんな人が一言で言える。そんな目立つ同級生。嫌なところもあるただのオッサンかもしれない。でも一並びで並んだときのキラキラ感、ヒーロー像をそれぞれの中に抱えている姿は本当に格好良かった。
でも、私の偶像…というか「応援というエゴを許してくれていた存在」は死んだと言っていい。
1月の公開処刑がかなりのトラウマになっている。彼らの姿を見かけるたびに傷ついた姿を思い出して胸がきゅっとなって全然楽しめない。
あれの放送直前、ファンの間では購買運動が高まっていて「賛同はできないけど気持ちは分かる。がんばって」とか思ってた。
「ファンのエゴが、大騒ぎが、憧れの人をあんな壇上へ上げてしまった」「守るべき立場の運営が突きたてたナイフに、ファンはまんまと手を添えてしまった」と思った。
憧れの人のあんな顔。子供のように素直な、不器用な人が、他のメンバーよりも少し多めに言葉を吐いた。なのにどこまで本当なのか、もうわからない。あんな顔を見せられてしまった。彼ら自身の言葉を嘘だと思ってしまったら、もう信じられるものなんて何一つない。
…アイドルファンがエゴだってことを、峯岸さんの時から既にモヤモヤと考えていた。
AKBは分かりやすくスポコンで、そのドキュメンタリーをろくに鑑賞できていなかった時点ですら分かりやすく光と影がある殺戮ショーで。
みぃちゃんにはそれでも(AKBメンバーにふさわしく)「物語」があった。復活への道筋が見えた。ついでにいえば女の私が女であるみぃちゃんを見るとき、あれが「売り物の価値を貶める」とはカウントはされなかったし、自分の中のエゴとは少し遠く感じては、いた。
そうやって忘れていた疑問やモヤモヤが、1月の映像で一気に牙をむいた。
「悪の事務所」って決め付け?…そうね、そうじゃないかもね。本当のことなんて分からない。彼らだって大人だよね。
でもそうじゃなくてさ。少なくとも私には、そういうことだけじゃ、なくてさ。…申し訳ないけれど、無邪気なエゴに溢れた文章やツイートを見ると自分のエゴを突きつけられているようでにくい。ごめんなさい。でも、幻想を偶像を守り育てるはずの事務所が、間逆の公開処刑を行った…そういう風にしか読み取れないから、私の中では完全に悪だ。購買運動なんて冗談じゃない。ねえねえ、不買運動は…?だよねー、普段は偉大なパイセンってリスペクトしてる風でも自分の担当じゃないから不買運動なんて絶対拒否するんでしょ知ってる知ってるぅー。
メンバーが決断力を持った大人だったとして、あんなことを平然と見せつけ稚拙な文章を晒す事務所は少なくとも大人じゃない。所属のアイドルと裏でどう向かい合ってるんだろうね。みんなが大好きなTOKIOが並ばされている世界線を考えてさらに死にたくなってる。それでなくてもどす黒い噂は耐えないのに。
覚悟を持って壇上に上がるのがアイドルだとは思うけれど、もう人間を傷つけたくない。こんな末席の私は実のところ、全くもって一ミリもその存在に関係ないけれど。でももう「応援を許されない」と思ってしまったから。加担できない。
彼ら一人ひとりの希望が、上手くいくことだけを祈っている。