【8月9日 時事通信社】米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は8日、最近の人工衛星画像から、中国が南シナ海・南沙(英語名・スプラトリー)諸島で、軍用機も利用できる補強した航空機格納庫を建設しているという分析結果をまとめた。中国が軍事拠点化を強めている可能性がある。

 画像は南沙諸島のファイアリクロス(中国名・永暑)礁、スービ(渚碧)礁、ミスチーフ(美済)礁で6~7月にかけて撮影された。いずれも軍用機は写っていない。

 画像に写った格納庫は、小型のものでも中国軍の全てのタイプの戦闘機を収容できる。中型のものは爆撃機H6や空中給油機H6Uを収容可能で、最も大きい格納庫は大型輸送機「運20(Y20)」なども収めることができるという。(c)時事通信社