終戦記念日に高校時代の唯一のブサイクな友人と靖国神社に行った。
決して2人とも靖国神社が好きだとかそういうわけではない。
ただ午後のVRマシン体験会に参加するための前座のようなものだった。
靖国神社で旧日本軍のコスプレをしている人間を見たとき、コミックマーケットのコスプレが脳裏に浮かんだ。
日本軍の格好をしている人間は、容姿がいい女だったらコスプレでもして静かに楽しく生きていけたのではないかと思い続けていた。
愛国心だとかそんなの無く、独裁が始まってもセックスで笑顔で生きていける存在が一番勝ちだ。
自分だって見てくれがいい女なら、高校時代は楽しくて友人もたくさんいてVRも靖国神社も興味なんか持たない。
カス大学になんか行かないで、日吉の近くのホテルでセックスでもしていたとすら思う。
持病の薬の副作用で顔が赤く腫れ上がり、血やら膿やらが吹き出て今でもひどいニキビ跡がべったりとくっつき醜い容姿だ。
とりあえず、去年と違い今年の終戦記念日の靖国は予想外に静かだと感じた。
昨年と違い平日だということが関係しているのだろうか。
個人的にうるさいのを期待していたが、拍子抜けした。
仮想現実(VR)が自分を醜い容姿から解放してくれると思ったが、そんなことは微塵もなかった。
靖国神社でコスプレをしている人間や、ウェブでロクでもないことを言っているネトウヨとか言われる人たちも解放されなそうだ。
貯金が割とたまったが、美容整形にでも期待したほうがいいということを実感させられた一日であった。
自分の酷いくせ毛や持病の治療薬の副作用でついた深いニキビ跡や赤み、大きな顔やらをどうにかしたい。
一生醜い容姿なら死んだほうがマシな気がしてならない。
容姿がよくなりたい。