バイデン米副大統領は15日、日本などの核保有容認論を展開している共和党の大統領候補トランプ氏を批判し「(日本が)核保有国になり得ないとする日本国憲法を私たちが書いたことを、彼は知らないのか」と述べた。
東部ペンシルベニア州で開かれた民主党候補クリントン氏の集会で話した。連合国軍総司令部(GHQ)の草案が基になった憲法について、自民党内などに「押し付け憲法論」がある中、米国が起草したと米政府要人が明言するのは異例。
バイデン氏は、トランプ氏には外交知識が欠如しており、学習する意欲もないとして、大統領として「核兵器の発射コードを知る資格はない」と指摘した。
バイデン氏は6月の米メディアとのインタビューでも、北朝鮮の核開発を阻止しなければ「日本は一夜のうちに核を開発できる」として、中国の習近平国家主席に協力を呼び掛けたと明らかにしていた。(共同)