防衛相 ジブチの自衛隊活動拠点さらに活用を

防衛相 ジブチの自衛隊活動拠点さらに活用を
稲田防衛大臣は、訪問先のアフリカ・ジブチで記者団に対し、ソマリア沖の海賊対策に参加している自衛隊の活動拠点について、先月、南スーダンから日本人を退避させる際に使われたことも踏まえて、さらに活用していきたいという考えを示しました。
この中で稲田防衛大臣は、ソマリア沖の海賊対策に参加している自衛隊の活動拠点の役割について、「先月には南スーダンでの邦人輸送もジブチからやっていただいた。わが国や国際貢献のために活躍していることを肌身で感じることができた」と述べました。
そのうえで、稲田大臣は「ジブチは、アフリカにおいても、海賊対処という意味においても、非常に重要な役割を担っており、今後一層の活用の在り方を検討していきたい」と述べ、ジブチの活動拠点をさらに活用していきたいという考えを示しました。
また稲田大臣は、国連の安全保障理事会が陸上自衛隊が参加している南スーダンのPKO=平和維持活動の任期を延長したことに関連して、「UNMISS=国連南スーダン派遣団の展開に南スーダンの同意は維持されているなど、PKO参加5原則を現時点で満たしている」と述べ、現時点で、部隊の任務などに変更はないという考えを重ねて示しました。