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殺人被害者から詐欺の女に求刑

08月16日 13時19分

殺人被害者から詐欺の女に求刑

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去年5月、愛知県豊田市で66歳の男が妻ら家族3人を殺害して自宅に放火した事件に関連して、妻から現金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われている67歳の女の裁判で、検察は「長女の就職に悩む妻の弱みにつけ込んだ悪質な犯行だ」として懲役6年を求刑しました。
去年5月、豊田市の住宅で、松井あや子さん(当時65)が母親や長女とともに殺害されて放火された事件では、66歳の夫が殺人や放火などの罪に問われ、懲役27年の刑が確定しています。
この事件に関連して、妻の松井さんの知り合いで、岡崎市の無職、水野照代被告(67)が「長女の就職をあっせんする」などとうそを言い、経費の名目で松井さんからおととしまでの約6年半にわたって現金計1025万円余りをだまし取ったとして、詐欺の罪に問われています。
これまでの裁判で検察は「妻から話を聞いた夫が将来を悲観して家族を殺害した」と主張していました。
16日、名古屋地方裁判所岡崎支部で開かれた裁判で、検察は「遊ぶ金欲しさや自分の生活のために金をだまし取った。長女の就職に悩む妻の松井さんの弱みにつけ込んだ悪質な犯行だ」として水野被告に懲役6年を求刑しました。
一方、弁護側は「貸した金を返してもらっただけだ」と無罪を主張しました。判決は9月21日に言い渡されます。

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