いやあね、このあいだ『終わった人』を読了しまして。
定年退職を迎えたエリートサラリーマンが、 まだ十分にたぎるエネルギーを持て余しているにも関わらず、奥さんにも持て余されるというリアルな描写を目の当たりにしたわけです。
色々なことにチャレンジして、また仕事を始めてみたり、それでも立ち行かなくなって故郷に帰っていく主人公に僕が言いたかったのは「ブログを趣味にしてはいかがですか?」ということ。
交流できる
現時点でも退職後はブログを始められた方も少なからずいるんじゃないですか。それに、あなたがブログを始める頃に時を同じくして退職し、始める人もまた少なからずいらっしゃると思います。
「会社を退職したが、やることがない」なんて始めれば、それに呼応するかのごとく多くの仲間が交流を始めるに違いありません。また、退職を間近に控えた人の道標になることもできるでしょう。赤裸々に綴れば綴るほど、参考になるに違いありませんよ。
輪が広がる
「退職」「セカンドライフ」というカテゴリに限らず、自分が今まで培った知識であるとか、またはかねてより興味のあった分野の話題であるとか。そこで人同士のコミュニケーションを繰り返して輪が広がると思うのです。
現職時代は職場の繋がりが濃かったことと存じますが、退職してからは一気に色褪せるものです。仕事外のプライベートで、何らかの繋がりがあった場合は例に当てはまらないのでしょうが、それでも「同じ会社」という括りって凄く大きいと思うのですよね。これがなくなると、連結力が一気に減衰してしまう。もし、僕が今の会社を辞めて、それでも続く付き合いがあるかどうかと問われると、正直疑問です。
その点、同じ趣味趣向を共有したインターネットの仲間というのは、長い付き合いになる可能性が高い。括られている大元は「ブログ」ですので、生活に直結する仕事とは違って、肩の力を抜いてお付き合いができるでしょう。
一人でできる
奥様と新たなスタートを切りたいですか?もしそれが実現するのなら素晴らしいことですね。ですが、厳しい現実が巷から聞こえてきます。「夫が家にいて辛い」「私も何か新しいことを始めたい」このように奥様がおっしゃり始めることも珍しくないようです。
奥様にしてみれば、あなたが会社に勤めている頃、立派に家を守っていたのでしょう。長い年月をかけて、家は奥様にとって大切な居場所となった。自分の犯されたくないプライベートな聖域とまでいえるのかもしれません。そこに、今まで家にいなかった旦那さんが、当たり前のようにいる。これは日常の平穏が崩れるほどの事件になるのかもしれない。旦那さんにしてみれば切ないかもしれませんが、奥様にしてみてもこれは現実的な脅威なのでしょう。どちらの気持ちも理解できるからこそ、歯がゆい部分です。
そんな時にもブログは最適です。なにせ、一人でできますからね。自分の思ったことを文章にのせて自由に発信する。そこで新たな人との交流が始まるのです。奥様のペースを乱すこともありません。濡れ落ち葉の如く、不必要なまでに外出に追随することもないのです。あなたのペースで楽しめる趣味になりますよ。
もちろん、伴侶との会話やコミュニケーションは大事にしていただきたいですけれどもね。
ブログは簡単な「はてなブログ」でどうぞ
「ブログは難しいんじゃないか?」いえいえ、そんなことはありません。ブログサービスの中には、直感的に操作できて、簡単に開始継続できるサービスもあるのですよ。そうですね、具体的なサービス名を挙げるのでしたら
はてなブログ
でしょうか。設定が難しくて高いハードルに感じますか?
今はこういう便利な書籍が上梓されていましてね。ここに書いてあることは、とってもわかりやすいです。ブログ解説から簡単な設定まで、画像付で誰でも理解できるように書かれている。読み進めればカスタマイズなど少々専門的な部分も出てきますが、前半は「初めてブログにチャレンジする」人をターゲットにして書かれていますからね。おすすめですよ。
70を超えてもタブレットを使いこなすおじいちゃんやおばあちゃんが少なからずいるそうです。60を超えたばかりのあなたに、できないわけがありません。
↑こちらから、無料で始めることができますよ。
高みを目指したい人へ
仕事への意欲が燃え尽きる前に定年退職を迎えてしまった、パワフルなあなた。そんなあなたにブログというのは高みを目指す仕組みが用意されています。訪問者の数を増やす、FANを多数獲得する、マネタイズに挑戦して年金よりも多くの収益を獲得する。これは特別な資格や才能を必要とせず、ある程度の領域であれば、努力を傾ければ数字で実感できるものばかりです。
ブログは肩の力を抜いてゆるく楽しむこともできますが、自分なりに勉強して力を注げば、それだけの結果を得ることもできる万人向けのサービス。後者は、持て余したエネルギーを何かにぶつけたいあなたにもうってつけではありませんか。
ブログは楽しい
この記事はターゲットが定年退職を迎えて、その後やることがなく途方に暮れている人なのですけれども。老若男女問わずブログはお勧めです。一番の魅力は「自分の意思を発信することにより社会との繋がりを感じることができる」ところだと僕は考えています。極端な話、ドロップアウターでもブログで誰かと繋がっていれば生きる意欲は沸いてくると思うのですよね。「自分は社会的に死んでない」って感じることができるのでしょう。
定年退職した人についてもそうです、「終わった人」なんて言われたらまるで人生が終わった人みたいで残りの人生がロスタイムみたいに感じてしまい惨めになってしまう。ロスタイムといっても、平均寿命的に考えれば残り20年以上あるわけで、そんな長い消化試合を脱力しながら生きるのは、もったいないじゃないですか。そんなときに、社会と、人と再び繋がることができるブログというプラットフォームに、是非とも足を運んで頂きたいのですよね。
ブログは楽しいですよ。自分の書いた記事を読んでくれる人がいる!ってだけでも十分に嬉しいのですが、ネットを飛び出して実際に会って話したり(オフ会)、自分の悩みを親身になって聞いてくれるやさしい人もいます。もちろん、詐欺など危険も付きまといますが、ここはしっかりと勉強して自己防衛すれば、得られる喜びと比較すると些事なのかなと。
「よし、今すぐに始めよう!」なんて思ってくれる人が、この記事を見て1人でもいれば大変嬉しいのですが、今のところは興味がないという人も多数いらっしゃるでしょう。そんな方々も、頭の片隅に是非とも置いてください。「ブログは簡単で楽しいもので、色々な人と交流できるセカンドライフにはもってこいの趣味だ」ということを。