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 リオデジャネイロ五輪のメイン会場の五輪公園で15日、ワイヤでつり下げられたテレビカメラ1台が高さ約20メートルの場所から落下し、7人がけがをした。カメラの直撃を受けた女性らが病院に運ばれたが、いずれも軽傷。現場では悲鳴が上がり、一時騒然となった。

 現場は競技場間を結ぶ通路で、観客が行き来する場所。カメラは幅2メートルほどの大きさで、事故直後の現場にはワイヤなどが散乱した。カメラを管理するオリンピック放送サービス(OBS)によると、カメラのワイヤに不具合があり、作業員が確認していたところ、突然ワイヤが切れた。

 地元メディアによると、カメラはブラジル人女性2人に直撃。11歳の子どもを含む5人はワイヤにあたってけがをした。カメラは会場の様子を中継するためのもので、OBSが原因を調べている。(リオデジャネイロ=田村剛)