五輪選手村で盗難相次ぐ 組織委が対応に追われる

五輪選手村で盗難相次ぐ 組織委が対応に追われる
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リオデジャネイロオリンピックの選手村で、選手の部屋から現金が盗まれる被害が相次ぎ、大会の組織委員会が対応に追われています。
リオデジャネイロのオリンピックパークの近くにある選手村で12日午後、ハンドボールのフランス代表選手の部屋から50ユーロ(5600円余)を盗んだ疑いで、警察が客室係の20歳の女から事情を聴いています。
また、この日には陸上競技のイラン代表選手2人の部屋から2400ドルと1000ユーロ(合わせて35万円余)がなくなっていることも明らかになり、警察が窃盗事件として捜査しています。
選手村では以前にもパソコンや携帯電話などが盗まれる被害がありましたが、周囲は厳重に警備され、外から侵入するのは難しい状態で、イギリス選手団は念のため、客室係が部屋に入ることを禁止する措置を取っています。
大会の組織委員会は「警備を徹底し、再発防止に努めていく」とコメントしていますが、連日、警備の強化を要請され、対応に追われています。