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【プロ野球】

工藤ソフトはピンチ バンデンの8月復帰は消滅

2016年8月16日 紙面から

工藤監督と話すバンデンハーク(左)=タマスタ筑後で(式町要撮影)

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 泣き面に蜂…。2位日本ハムに2ゲーム差まで迫られたソフトバンクにさらなる試練が訪れた。工藤公康監督(53)は15日、羽田空港を朝一番に出発する飛行機に搭乗し、タマスタ筑後で2軍調整中のバンデンハークを視察。キャッチボールを終了後に約5分間の「青空面談」を実施したが、8月中の1軍復帰プランは消滅した。

 「なかなか進んでいない。気にしているところがあるのはよくない。待たなきゃな、と…」

 工藤監督のショックは小さくない。来日2年目の今季は5月にプロ野球新記録のデビュー14連勝をマーク。前半戦快進撃の立役者の一人に、苦しい現状を打破してもらうことを期待していた。だが、本人が「万全ではない」と言う限り、頼りたくても頼れない。

 さらに腰痛を抱える内川は、精密検査と治療を受けた。指揮官は「状態を見てから」と16日の西武戦のスタメン起用は微妙な状況。内川も「できるならやりたい気持ちはある」と、もどかしい胸中を吐露した。

 現在今季ワーストの3カード連続負け越し中。今週末には2ゲーム差まで迫られた2位日本ハムと敵地札幌での3連戦を控える。お預けになって久しい優勝マジックは最短で18日に点灯するが、結果次第では今週末に日本ハムに点灯する可能性もある。悪すぎる流れを、何としても止めなければならない。 (倉成孝史)

 

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