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「市民の政治、始まったばかり」 シールズが解散

 安全保障関連法に反対する学生グループ「SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)」が十五日、解散した。インターネット上に「戦後七十一年でつくりあげられてきた、この国の自由と民主主義の伝統を尊重します」というメッセージを公表。「孤独に思考し、判断し、共に行動し、そして戦後百年を迎え、祝いの鐘を鳴らしましょう」と呼び掛けている。

 メッセージは三分五秒の動画の中で紹介される。冒頭、玉音放送の音声に続いて「祈る8・15」で始まる歌詞のラップ音楽が流れ、戦争や現代の若者たちの映像に重ねて、メッセージが表示される。

 今年七月の参院選で、野党統一候補の擁立に奔走。三十二の一人区で十一人が当選した結果について、メッセージで「十分だったとは思っていない」とする一方、「市民が立ち上げる政治は、ようやく始まったばかり」とした。日常の目線で政治を語ることを積み重ねることで「日本の自由と民主主義を守る盾となるはずです」と訴えている。

 シールズは二〇一五年五月に首都圏の学生らを中心につくられ、国会前などで抗議デモを続けた。

 

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