世の中不公平ですよね。特に見た目の優劣で人生って大きく変わると思うです!
よく言われるんですよ、私の顔は”中の中”って。
私だってミランダカーみたいにかわいくスタイル抜群に生まれたかった!
そしたら学生時代も楽しく、今年だって自信をもって海に行けたのに。。。
誰しも1度は「生まれ変わったら何になりたい?」とか
「1日からだが入れ替わるとしたら誰になりたい?」とかって
想像したことありますよね。
もしみなさんが、ある日目が覚めると自分じゃない誰かになっていたとしたらどうしますか?
あらすじ
主人公は小森功(こもりいさお)、大学2年生。
学校にもほとんど行ってないさえない大学生です。
(ぼくは麻里のなかより)
そんな彼の唯一のやすらぎが夜のコンビニに行くと
いつも同じ時間にやってくる可愛い女子高生。
・・・きた コンビニの天使・・・
(ぼくは麻里のなかより)
小森は彼女の後を家までつけていくのが日課。
・・・完全にただのストーカーです。
いつものように女子高生の後をつけていると
彼女が振り返り目が合ってしまった。
次の瞬間意識が遠のき、目が覚めると知らない部屋で寝ていた。
眼鏡がないはずなのによく見える。
というかここはどこだろう。。。?
(ぼくは麻里のなかより)
こちらがコンビニの天使こと吉崎麻里(よしざきまり)
確かにかわいいです。
ストーカーまでしてしまうほど思いを寄せている女子高生本人に
自分がなったらどうします!?
ただの入れ替わりストーリーではない!!
ここまで読んでいただくと「あ、身体が入れ替わる系のやつねw」
と思われるかもしれないがそれは違うのです!!
入れ替わりストーリーの醍醐味は、入れ替わったもの同士が
お互いどうやったら元に戻れるかを模索しながら
絆が深まっていったり、考え方が変わったりするところだと思います。
しかし麻里さんになってしまった小森が、自分の体に会いに行くと
その中に麻里さんはいなかったのです!!!
(ぼくは麻里のなかより)
もしも誰かと入れ替わったら…
最初にも申し上げた通り誰しも1度は考えたことがありますよね。
好きな子に入れ替わってみたいとか、1日芸能人になって生活してみたいとか。
でももし入れ替わった後、元に戻れなかったらどうします?
望んだ相手だったらいいこともあるかもしれないけど
誰だかわからない人だったらこの先どうしていけばいいのか
正直考えただけで怖くなります。
小森も最初は自分のつまらない人生から抜け出せたと
しかも天使とまで崇拝していた麻里になれたことを喜びます。
しかし本物の麻里がどこかに消えてしまった。。。
共有できないことがどれほど孤独かということを思い知ります。
小森自身の孤独、麻里自身の孤独。
誰かとつながりを感じられなくなった時、
そんな世界でもあなたは生き抜くことができますか??
現在8巻まで発売されておりクライマックスに近づている今、
ぜひ追いついて一緒に結末を見届けていただきたい作品です!
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