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(15日、高校野球 広島新庄7―1富山第一)

 2試合で5安打。富山第一は打てずに甲子園を去った。ただ四回の同点シーンは大観衆をうならせた。1死三塁からのヒットエンドランが成功。宝達(ほうたつ)がスタートを切り、岩城が速球に食らいついて遊ゴロだ。涙の宝達は「1点をとるための引き出しです」と、少し誇らしげに言った。

 「さっき『みんな頑張った』と言いましたけど、名前を挙げると誰ですか」。報道陣の問いに対し、宝達は「自分は人を評価する立場じゃないし、そこに差をつける意味はないです」。宝達洋樹はしっかりと富山第一の主将をやりきった。

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 ●森名(富) 2年生右腕は四回から救援し計6失点。「全部、自分の実力不足。相手が何もかも一枚上手だった」

 ●黒田監督(富) 「耐えて耐えて終盤勝負で勝機を見いだすイメージ。狙い通りの展開でしたが、六回は相手にこじ開けられました」

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