射守矢雄と平松学「センボウノゴウ」発売記念ライブ

2/4 渋谷nest


トンカツ

雨の日
太陽橋

宇宙の傍らで
夜更けの錯乱
給水塔
月のことだま


・まずはイースタンからの脱退を表明したばかりの二宮さんのソロ。トンカツ名義でのライブは初めて観る。
・ギター弾き語りスタイルでひょうたんの曲を演奏。弾き語りということで、ひょうたんの楽曲の良さが改めて感じられる。ひょうたんのライブのときも思ったけど、二宮さんの歌声は素朴なんだけど声が伸びていくときに少し濁りがあって、そこがいい感じに耳に引っ掛かってきて魅力的。
・このライブのオファーがあったときは、うれすぃ、うれすぃ、と二つ返事でOKしたものの、まさかオープニングが自分一人とは思わなかった、とMC。
・「宇宙の傍らで」はひょうたんでも有数の好きな曲なんだけど、弾き語りだとまた趣が違って、情緒に溢れているようで味わい深かった。
・「給水塔」はアルバムでもバイオリンで参加した斉藤裕子さんと演奏。
・イースタン脱退のことも自ら触れていて、「ご存知の人も多いかと思いますけど、ぼくイースタンユースというバンドをやってまして、それを6月で辞めることになりまして。…あの…まあ、そうですね、別に音楽を辞めるわけでもないし。…まあそういうことでひとつ、今後ともよろしくお願い致します」というようなMC。
・最後はこれも好きな曲「月のことだま」で終了。歌詞に「センボウノゴウ」という言葉を入れていた。
・演奏もMCも飾り気なく自然体で、それがすごく会場に馴染んでいたように感じるいいライブでした。



射守矢雄と平松学

センボウノゴウ
dissound the blues
core mode
KING
B-teamのテーマ
Men who work alternately
Gyaspi
ドサンポ
Mrs.JASCO
octopus
small world

~アンコール~

センボウノゴウ


・ピアノの曲のSEで登場。射守矢さんブッチャーズの頃からよく被ってた縁の短い黒っぽい帽子。平松さんも似たような黒の縁の短い帽子を被ってる。服も合わせたらブルースブラザーズみたいになりそう。というか久しぶりに間近ではっきりと平松さん見たんだけど、顔がだんだん谷口健さんに似てきてる気がするのは気のせいか?
・いきなり「センボウノゴウ」でスタート。美しく心に染み入る曲。
・前回観た時より音も大きくて迫力がある。思ったよりノイジーな曲も多い印象。かっこいい。「core mode」なんかはブッチャーズの「Techno!chidoriashi」をちょっと想起した。
・どの曲も映画のような、音の先に何かの情景が見えてくるような、音のなかに深く染みこんでいきそうな美しい音像。「B-teamのテーマ」は前回も聴いたけど、淡々と風景が続いていくようですごくいい曲だ。「B-teamのテーマ」ってタイトルもいい。
・続く「Men who work alternately」も前回聴いてすごく気に入った曲。淡々としながらも叙情に溢れた素晴らしい曲。おれはfOULっぽいと思った平松さんのベースラインが印象的。
・「Gyaspi」からはゲスト陣も加わる。ドラムに小松さん、キーボードにハリネコの沙知さん、「Mrs.JASCO」からはバイオリンに斉藤裕子さん。というか小松さんも二人と同じような黒の縁の短い帽子を被ってる。これ絶対狙ってるだろ。黒のサスペンダーまでしてるし。無声映画のトリオのよう。
・他の楽器も入ると当然音が豊かになって別の色が出てくる。「octopus」なんか前回聴いた二人だけの演奏の、荒涼とした風景を踏みしめながら歩いているような感じもよかったけど、今回のダイナミズムを感じる演奏もよかった。
・「octopus」が終わってゲスト陣が退場し、平松さんのMC。「また・・・また・・・また・・・やります。・・・射守矢さんありがとうございます。キングレコードのみなさんもありがとうございます。…今日ほんとに来て頂いてありがとうございます」と言葉を詰まらせながら言っていた。平松さんもfOUL休止後は音楽活動してなかったみたいだし、感慨深いものがあったんだろうな。
・ラストは「small world」で本編終了。アンコールはアルバムには入ってない曲。続いて、あまりレパートリーがないので、と「センボウノゴウ」をもう一度演奏し終了。


本当に素晴らしいライブでした。自分は射守矢さんの叙情的なベースが大好きで、「story」「rat music for rat people」「happy end」といった射守矢さん先行で作られたブッチャーズの曲がたまらなく好きなのですが(当然「7月」の神憑り的なイントロも!)、射守矢さんの演奏を再び聴ける場所があるのが本当にうれしい。
射守矢雄と平松学のライブも観るのは2回目ですが本当に素晴らしく、メロディの節々に、せつなく胸がたまらない気持ちになる瞬間が何度もありました。ただ今回観て、それだけではない奥底にあるものも感じられた気がする。ただ叙情的なわけではなくて、これはハードコアなんだ。和音でハードコアを表現してるんだと思った。
本当にかっこよく、素晴らしい演奏でした。こんなに素晴らしいミュージシャンを独り占めしたがった吉村秀樹の嫉妬する声が聞こえてくるようだね。今後も楽しみです。








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