豪華寝台列車“ベール”に包まれ搬入　ＪＲ西「瑞風」

先頭車両が完成し、公開された「トワイライトエクスプレス　瑞風」。車体保護のため、黒色にラッピングされた＝大阪市淀川区、網干総合車両所宮原支所

　ＪＲ西日本が２０１７年春から運行する豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス　瑞風（みずかぜ）」の先頭車両が完成し、大阪市淀川区の網干総合車両所宮原支所に１５日、搬入された。

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　瑞風は大阪－札幌間を結び人気を呼んだ「トワイライトエクスプレス」の後継車。１両全てを使ったスイートルームや、最後部には展望デッキを備える。

　この日は、搬入と連結作業の様子が報道陣に公開された。深緑色に塗装された車体は、保護のため黒くラッピングされて外観はうかがえず、ＪＲ西は「公開までのお楽しみ」と説明する。

　１０両編成のうち、先頭車両を含む４両が完成し今後、試験走行する。京都・大阪－下関間で山陽、山陰を巡る５コースを予定し、兵庫県内では城崎温泉駅にも停車する。（小西博美）