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終戦の日 平和の鐘鳴らす集い

08月15日 17時52分

終戦の日 平和の鐘鳴らす集い

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終戦から71年の15日、広島市の平和公園では核兵器と戦争のない世界の実現を願って「平和の鐘」を鳴らす集いが開かれました。
広島市の平和公園にある「平和の鐘」は核兵器と戦争のない世界の実現を目指して50年あまり前に設置され、鐘の表面には世界は1つという意味を込めて国境のない世界地図が彫られています。
終戦の日の15日は広島ユネスコ協会がこの鐘を鳴らす集いを開き、協会の会員や地元の高校生、それに観光客などが集まりました。
このなかで、「高校生平和大使」として核兵器廃絶を求める署名を集め、国連に届けるなどの活動をしてきた県立広島高校2年の井上つぐみさんは、「残酷な光景を思い出したり、差別を受けたりした被爆者の思いを考えると、核兵器がいかに恐ろしいものであるかがわかります。平和の鐘のように国境を越えて平和な世界を築いていきたい」と訴えました。
そして、全員で戦争の犠牲者に黙とうをささげたあと、平和の鐘を響かせ、世界平和への誓いを新たにしていました。
参加者の中で最高齢の広島市東区の新川貞之さん(98)は、「原爆投下後、焼け野原で何もなかった広島の光景を今でも忘れられません。平和が一番という気持ちで鐘を鳴らしました」と話していました。

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