中日の監督人事でも“内紛劇”…なぜ、日本でGM制度は根付かないのか?
プロ野球の中日は9日、谷繁元信監督(45)の休養を発表した。表向きは休養だが、実質的には監督専任1年目でシーズン途中の解任。突然の解任に、プロ野球界には衝撃が走った。谷繁監督と落合博満ゼネラルマネージャー(GM)との確執も表面化。日本におけるGM制度定着の難しさを感じさせた。
中日では初となるGM制は2013年10月、異例の形で始まっていた。本来、GMとは監督(フィールドマネージャー)の選任が最初の仕事となる。だが、谷繁捕手を選手兼任監督にすると決めたのは白井文吾オーナー。落合GMの就任が決まったのは、谷繁監督の就任について白井オーナーから相談を受けた、その会談時だ。この時点で、ねじれ現象が起きている。
落合GMは就任会見で「谷繁をバックアップできる人間に誰がいるんだ。そう考えた時に、相当の覚悟が湧いて、ある程度野球の知識があって、防波堤になれる人間っていうのは、野球界でもそういるわけじゃない」とサポート役を自負していた。だが、休養(解任)となったのは谷繁監督と、監督の腹心である佐伯貴弘コーチだけ。今後、編成面のトップである落合GMの責任論が浮上する可能性もあるが、現時点では最下位に低迷した責任が、すべて現場サイドに押しつけられたようにみえる。もっとも、落合GMにとっては、オーナー案に賛成、推薦はしたものの、自らが主体的に選任していない監督が出した結果の責任を取るのは筋違いだ、という言い分もあるかもしれない。
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