(人事部長)君は誰だ?藤堂新一です。
(小山内保)お前の個人情報はどこにもない。
名前をなくし…
ご使用できないようでして。
えっ?
金をなくし…
いたぞ!
職場を追われ…
うわぁ〜〜〜!!
(はるか)どうして私じゃダメなの?新一!はるか!はるか!お前こんな時まで自分ばっかりかよ!
(斉藤)なら何でこんな簡単なこと分からないんだよ。
まさかはるか…。
その名前…お前が言うな。
お前が言うな!斉藤。
(藤堂の声)俺は…。
人を殺した。
(日下)藤堂さんは人を殺せるような人じゃない。
そんなこと誰も信じてくれない。
(日下)俺は信じますよ。
俺は藤堂さんを信じます。
どうして俺なんか…。
僕も藤堂さんと同じなんです。
持ってないんですパーソナルナンバー。
え?だから法律的には僕も世の中には存在してないはずの人間なんです。
何か温かいものでも飲みません?ココアとか。
俺ココア好きなんですよ。
ねっ。
え…。
何でなくなっちゃったの?はい?パーソナルナンバー。
ごめん別に話したくないんならいいんだけど。
売っちゃいましたサクっと。
えっ?高校卒業する前に家を出たんです。
でヤッベェめちゃくちゃ金がねえなって時に悪魔に耳元でささやかれたみたいな。
じゃ日下瑛治って偽名?まぁ生まれた時とは違う名前です。
でも気に入ってますよ「日下瑛治」。
他人に押し付けられるものより自分で決めた名前のほうが気持ちいいんだな〜って気が付きました。
ふ〜ん。
2人で考えてみます?えっ?藤堂さんの新しい名前。
マジで?例えば…涼風誠。
いやそれは違うな。
くさいですか?ちょっとくさい?じゃ…あっ浜田山智。
いやそれはちょ…。
もうちょっとインパクト薄いのがいいかな。
山田太郎。
それはそれで目立つよね。
っていうか俺は藤堂新一でいいよ。
「藤堂新一」が気に入ってるんだ。
瑛治君この洋服しばらく借りといていいかな?それはいいですけど。
警察に行こうと思う。
こんな時間にですか?うん瑛治君に話聞いてもらって少し冷静になれた。
ありがとう。
送りますよ火消してもらえます?いやいいよ。
送りますよだって財布とか何にも持ってないですよね?そのくらいさせてください。
(窓ガラスが割れる音)
(日下)うわっ!
(咳込み)
(日下)藤堂さん大丈夫ですか?藤堂さん!藤堂さん!藤堂さん!!
(警視)ありんこを見つけろって言ってんじゃないんだ!1人の人間がどうして見つからん!あれからもう30時間以上たってんだぞ!言い訳はもういい!
(鬼塚)茶番だな。
(田畑)…といいますと?斉藤って被害者の胸に刺さってたのは斉藤がわざわざ買ったナイフだ。
しかも藤堂をぶっ殺すって叫んでるのを目撃してる人間が何人もいる。
(舟木)長崎はるかが担ぎ込まれた病院でですよね。
藤堂は正当防衛だろう。
(田畑)なら何で本人は逃げてるんです?
(舟木)単に動揺してるんじゃないんですか?
(田畑)動揺ねぇ。
(鬼塚)逃げてるとは限らねえだろ?下手したら口封じのために殺されてとっくに東京湾のサメの餌ってことだってあり得る。
(田畑:舟木)えっ?
(舟木)東京湾ってサメいるんすか?そこに食い付くなよ。
サメなんてやつはどこにだっているんだから。
誰から何を口封じされてるんですか?俺達公安が知りたいのもまさにそこだ。
だからあいつらに渡すわけにはいかねえ。
(舟木)あっちょっと痛っ痛ってぇ〜。
(捜査員)交友関係との接触は全くありませんでした。
全ての人物にアリバイがあります。
クソっどこに逃げやがった。
仕方がない…指名手配だ。
公開捜査に踏み切る!ヤバっ。
警視!ひと言よろしいでしょうか。
何だね?鬼塚警部この捜査は公安ではなく警視庁主導でやらせてもらうと決めたはずだが。
あ〜それは全然よろしいんですがその指名手配誰のパーソナルナンバーの名前で指名するんですか?あ?藤堂新一ですか?でも本物の藤堂新一はテレビでえん罪を訴えて最近じゃすっかり有名人ですが。
(捜査員)警視!困ったことが起きました。
(警視)何だね?
(捜査員)病院から斉藤の死体が消えてしまいました!死体が消えた?ここに斉藤博史の死体が?そうですなのに朝来てみたら見事に空っぽで。
防犯カメラは?何も映ってません。
よく分からんな。
犯人はやっぱり2人ですよね。
腕と脚とに1人ずついや〜それだって成人男性の死体だと途中で休まないと絶対腕が死ぬと思います。
うるせぇな!そういうこと考えてんじゃねえんだよ。
動機ですよね。
死体を盗むんだぞものすごいリスクだ。
それに見合うメリットって一体何だ?着信音
(早苗)もう遅いよドリング2つも頼ん…
(五木)悪いけど今日のデートキャンセルさせてえっ?上司に誘われちゃってさぁ人脈つくるいいチャンスなんだよ
(五木)結構業界の有名人とかも来るみたいで
(早苗)でも…あっまた連絡するじゃあ通話が切れた音
(早苗)すいませんメニューください
(店員)イエスあ〜違うかYは不定数なんだからまずはXの挙動を確定しておかないとバカか!俺はあ〜…いや待てよここをこうすれば…同じ解になるんじゃね?ほらよしできた大正解!フフフ…あっすいません大きい声出しちゃってあいやいやよかったですねえっ?何か難しい問題が解決されたようだったから仕事終わって帰ろうとしたんですけど歩きながらぼんやり新しいアルゴリズムのことを考えてしまってメモリのアクセスをレジスターに移動して演算することで高速化を図りながら…アル…アルゴリズム?アル…あいやごめんなさいつまんないですよね私倉元といいます藤堂です藤堂さんもしよかったらそのアルゴリズムのお話聞かせていただけませんか?私ちょうど時間空いちゃってえっ…え?
(早苗)フフフ…今?私そういうお話聞くの大好きなんですそうなんですか早苗これは…事故なんだ事故…
(チャイム)小山内さん。
聞いたよ大変だったね。
斉藤のことは何て言っていいか…。
ごめん中入ってもいいかな?どうぞ。
あぁこれ食べて。
あすいませんありがとうございます。
新一からはまだ何も?はい全然全く。
そっか。
別に何でもないです。
いや全然いいんだけど。
何か知ってるんですか?まぁ…。
多分いい情報じゃない。
KINGっていうバー覚えてる?君が何度か行ったことあるって言ってた。
そこで小山内さんのことも教えてもらいました。
うん…そのお店日下君っていうバーテンダーが1人でやってるんだけど実はあの夜からずっと臨時休業なんだ。
臨時休業?新一の行方が分からなくなったあの夜からずっと。
ママあの人変。
シ〜!新一と何か関係があるということですか?そこまでは俺も分からないな。
でも新一と関係があった人間で今連絡がつかないのは彼だけなんだ。
逆に言うと彼を見つけることができれば新一のことも何か分かるんじゃないかと俺はそう考えてる。
ただその日下君にもどうやら問題があるみたいで。
問題ですか?ああ早苗ちゃんはさ日下君と連絡先交換してない?はい。
フェイスブックとかツイッターも?そういうのは特に…。
そっか…。
瑛治君!誰?
(砂央里)別に。
別に?別に。
誰でもない。
は?ここどこ?さぁ?「さぁ」?俺…君も俺も誘拐されたの?ああの俺以外にもう1人いなかった?男でさ若いんだ。
20代前半くらいの。
見てない。
そうか。
君…誰?だからそれさっき聞かれたけど答えようがないんだよね。
何で?だって本当に誰でもないから。
まさか君も持ってないの?パーソナルナンバー。
…かな?君はいつからここにいるの?う〜ん…少し前かな。
考えたことないや。
何だよそれ。
ここれ…何?ん?「−8、−1、0、2、14、100、526仲間外れはどれ?」。
何だよこれ。
もしかして…鍵がクイズになってるってことかな?こういうの得意なの?「仲間外れはどれ?」。
普通に考えたら−1に決まってる。
1つだけ奇数であとは全部偶数なんだから。
でもこの数字にマイナス記号がない。
2番目に書いてある答えだから2を押せばいいんじゃない?えっ?責任は持てないけど。
えっ。
えっ。
(解錠音)マジかよ!開いたよ。
(西条)すみませんねご友人が2人も亡くなられて大変な時に。
でいました?いなかった。
俺が見た限りではヤツから全く連絡がないというのは本当だと思う。
そうですか…参りましたねぇ。
依頼人と連絡が取れない弁護士なんて赤っ恥もいいとこですよ。
そこまでして金か?本人には気付かれないようにあんたからのプレゼントは置いて来た。
ありがとうございます。
あなたとはいいお友達になれた気がします。
期間限定の友達ですよ。
あんたからはいつ裏切られてもショックを受けないよう心の準備はしてるんで。
それは心強いじゃあまた連絡しま〜す。
「101、103、105、107、109、113、127仲間外れはどれ?」。
あのさ君さずっとこの部屋にいるつもりなの?別にどうせどこにいたって同じだし。
何言ってんだよ心配してくれる人とかいるでしょ?俺はこんな所に閉じ込められてるのはごめんだよ。
俺には待ってる人がいる。
あっそ。
とにかく俺は行くよ。
《今回の問題はシンプルに考えれば105以外は全部素数》《他にも何かあるか?》《間違えたらどうなるんだ?》《でも行くしかない》《105は3番目に書いてあるから…》
(解錠音)
(馬場)この先の段差お手伝いしましょう。
さぁ。
「−1.3、0.2、4、100、√3、25、√4仲間外れはどれ?」。
《マイナスが1つだがこれは√4で引っ掛けようとしている》《有理数と無理数じゃないか》《√4は2のことだから答えは√3》《毎回確率は7分の1》《そろそろ外すか?》いつまで続くんだ?これは。
《何だ?これは》
(呼び出し音)
(五木)はい第一開発課。
総務のあきなです。
(五木)あ〜あの明日の会議ちょっと人数増えたんで大きめの部屋に変更してもらえますか?
(あきな)分かりました。
(五木)いや〜助かるなぁ。
《この声五木で間違いない》
(五木)お礼にコーヒーでも…。
(あきな)またまた五木さんたら同じ手で経理の裕子を誘ったの知ってるんですよ。
えっ?いやいや誤解だよ誤解…裕子ちゃんさぁ麻里ちゃんのこと誘う…。
《でも何で会社の電話がこのスピーカーから?》
(あきな)そういうことにしておいてもいいですけど。
(五木)じゃあ行こうよ何ならコーヒーじゃなくてお酒でもいいよもちろん俺がおごるから…何食いたい?《「仲間外れはどれ?」》
(五木)ステーキでもいいよ。
(あきな)最近太って来ちゃったからな〜。
(五木)あっじゃあ和食だ寿司寿司だね。
(五木)別に俺の勝手でしょ昔の女をどうしようが
(五木)は〜いまた連絡する。
《仲間外れ》
(呼び出し音)
(西条)はいもしもしどちら様ですか?
(川野瀬猛)先生?西条。
(川野瀬)昨日のテレビ見てくれた?どちら様ですか?私は名前を名乗らない人間とは会話をしないことにしてるんで。
(川野瀬)固ぇな〜先生は藤堂だよパーソナルナンバー004A15L26B38H藤堂新一様だよ。
この野郎…。
(西条)何かご用ですか藤堂さん。
検察とは順調に話し合いは進行中ですよ。
別にこちらは本気で訴える気はないわけですから。
テレビに出まくってあなたの顔が藤堂新一だと世間が認識してくれさえすれば依頼人からがっつりお金が入って来るんですからでご用件…。
ふざけやがって!あ〜しまった!あ〜…。
あ〜ハァハァハァ…。
落ち着け落ち着くんだ。
《「仲間外れはどれ?」》《5は五木で6は西条と川野瀬》《どういう意味だ?》
(呼び出し音)はい田嶋です。
あぁ…田嶋さん。
(田嶋)よぉ田村この間の1個2000円のスイーツ最高。
(田村)でしょ?《人事の田村がどうして田嶋さんと…》
(田村)田嶋さんのおかげで次回の人事評価上がりそうですからそれぐらい。
そっか。
(田村)田嶋さんが報告してくれなかったら2億じゃ済みませんでしたからね。
おい田村。
(田村)分かってますよ。
どういうことだ?
(田村)田嶋さんがあの事件の混乱に紛れて部下を売ったっていうのは俺達だけの秘密ですから。
(田嶋)おいじゃあな分かったよ。
《何だ?今のは》
(田嶋)こんなのは単なる事務的なミスだって分かってるそんなのみんな分かってるよ!ちょっとした休暇を取ったつもりで休んどけ俺に操作方法を教えてくれよ俺やってみるよ《田嶋さんが人事に俺を売った?》《そうか…》《みんな敵か…》《つまりある意味同じグループに属するから356は正解じゃない》《残り3つのスピーカーのうち…》《1つが俺の味方でそしてそれが正解ってこと》
(藤堂万紀子)ハァハァハァ…。
ハァハァハァ…。
(ドアが開く音)
(弥生)奥様おかえりなさいませ。
ただいま。
(弥生)あのお散歩中に何かありました?ううん何でもないわあ〜気持ちのいい散歩だったわ。
ならいいんですけれど。
あ〜それより弥生さんあなたそろそろ出掛けなきゃいけない時間じゃないの?ホントですねでもいいんですか?こんな時に早退させていただいて。
こんな時って?あっいえ…。
あなたがいてもいなくても新一から連絡はいずれ来ます。
あの子は私のことを裏切ったことはない子だから。
それよりあなたの先輩からのSOSに応えてあげるほうが大事だと思うわ。
困った時は助け合い。
大抵のことは自分でできるのよ私。
貸して。
分かりました。
ではお言葉に甘えて…。
いってらっしゃい。
いってきます。
(呼び出し音)《今度は誰だ?》
(呼び出し音)
(呼び出し音)もしもし藤堂です。
母さん…。
何度お電話いただいても同じです息子からの連絡はありません。
お約束した通り公安の鬼塚さんには息子から連絡がありましたらこちらからお伝えします。
(鬼塚)尾行をまいて今日どこかへ出掛けていたようですが。
そちらが勝手に見失っただけでしょ変な言い方しないでください。
それに私に尾行をつけても時間の無駄じゃないかしら新一は私の所へは来ませんから。
(鬼塚)…というと?前も言ったでしょ血がつながってませんから。
(鬼塚)でも本当の息子として育てていたんでしょ?違いますか?それとも藤堂と結婚したのには何か別の理由があるってわけじゃないんでしょ?もしもし?聞いてます?黙ってるってことはそういう…。
(砂央里)最後まで聞かないと分からないじゃない。
いや…分かる。
いちいち聞かなくても答えはもう分かった。
ウソでしょ?「仲間外れはどれか?」。
今までの質問は全部選択肢が7つあった。
でもこの部屋だけ6までしかない。
スピーカーの1は母親。
3は信頼していた会社の上司。
5はかわいがってた会社の後輩。
6は大金を払うと約束して雇った自分の弁護士。
すごいね〜これだけの電話を盗聴できるなんて。
俺の敵がすご腕のハッカーなのは間違いなしだハハ…。
残るのは2と4だ。
2は誰かな。
婚約者かな?俺が知らないところで別の男とキスしてるような婚約者だハハ…。
4は大学時代の親友かな。
でもこいつにはもうすでに見離されてるよ。
思いっきり殴られた上にね。
そう考えるとみんな俺の敵だ。
1から6までみんな俺の敵だ。
ということは仲間外れの答えは1つだろ?俺だよ。
俺という人間が唯一の仲間外れの7番だ。
(砂央里)おかあさんの電話は途中までしか聞いてないじゃない。
全部…全部全部聞いてたらもう立ち直れなくなっちゃうような気がしてさ。
(砂央里)全部聞いていないから正解は案外1かもしれない。
どんな時でも親は子供の味方っていうじゃない。
君は優しいね。
は?本当の親子なら俺ももう少し強気でいられるかもだけど。
俺は連れ子なんだ。
母親とは血がつながってないんだ。
(砂央里)へぇ〜。
まぁ誰が仲間外れかはそこのナンバーキーを押してみれば分かることだろ。
仲間外れはきっと俺だ。
(解錠音)やっぱりね。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)お前には選択肢が2つある。
(銃声)
(スピーカー:ボイスチェンジャー)このまま私に撃たれるか。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)それとも自発的にそこから飛び降りるか。
貴様姿を見せろ!
(銃声)
(ボイスチェンジャー)前に進め。
(銃声)
(スピーカー:ボイスチェンジャー)もう一度同じことを言おう。
お前には選択肢が2つある。
このまま私に撃たれるか。
それとも自発的にそこから飛び降りるか。
いや…違う。
俺を破滅させたいだけならここまで手の込んだ仕掛けをするものか。
第3の選択肢があるはずだ。
俺を脅して命乞いをさせその上で提示しようと思ってる第3の選択肢がな。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)さすがだなやはりお前は頭はいい。
いいだろう少し予定とは違うが第3の選択肢を出してやろう。
孤独。
私の願いは孤独だ。
何が言いたい?
(スピーカー:ボイスチェンジャー)言葉の通りさ。
全ての不平等は不満はそして争いは人と人とが連帯し徒党を組むことから起きる。
だからその逆の世界をつくりたいのさ。
誰も信頼できず誰とも仲間になれずそれ故全員が平等で争いのない世界。
ふざけるなそんな世界はあり得ない。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)いやできる。
私とお前が手を組めば。
私達の手で世界を孤独にするのさ。
何が孤独だそんなことばかげてる。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)では話し合いは決裂かな。
私はこのまま君を撃つこともできるんだが。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)でもまずは彼から撃ってみようか。
(スピーカー:撃鉄を起こす音)
(銃声)
(スピーカー:男)あ〜!
(スピーカー:日下)藤堂さん。
瑛治君!
(スピーカー:銃声)やめろ〜!やめてくれ!彼は何も関係ない。
ただ俺をかくまってくれてただけだ!
(スピーカー:ボイスチェンジャー)なるほど…友達なのですね。
いいですねということは彼が死ねばあなたは今よりもっと孤独になれるということだ。
(スピーカー:銃声)分かったお前の言うことを聞く!
(スピーカー:銃声)お前の言うことを聞く!!
(スピーカー:銃声)だから
(スピーカー:銃声)彼を傷つけるのはやめてくれ!どうすればいい?
(電源を切る音)ショータイムだ。
(弥生)こんにちは先輩ご無沙汰してます。
(三上)ごめんね昨日1人ぎっくり腰になっちゃってさ。
弥生ちゃんが神様に見えるよはい。
あぁ…。
あぁごめんね。
大丈夫ですか?あ〜ありがとう。
あっ藤堂さんの奥さんってお元気?はい。
今年もさこの施設に寄付してもらっちゃってホントに神様に思えるよ。
よろしく伝えといて。
あはい。
あっごはんですかちょっと待ってくださいね。
ちょっ…ちょっと来て。
はい。
川野瀬さん川野瀬さん!今日はこちらの西野弥生さんが川野瀬さんをお風呂に入れてくれますからね。
よろしくお願いいたします。
(川野瀬勉)今はダメだ。
はい?
(勉)息子がテレビに出る。
はい?恩知らずでバカ野郎が突然テレビだなんて。
どの人ですか?息子さん。
(記者)藤堂さん今のお気持ちは?地道な日々を生きて来た…。
えっこの人?
(勉)そうだ。
この人おじいちゃんの息子さんなの?そうだ最低最悪の息子だ。
無実な罪によって仕事を失い…。
おじいちゃんもう1回おじいちゃんの名前教えて。
川野瀬だこいつは川野瀬猛だ。
藤堂新一…。
もしもし…あの大変です。
私たまたま…すごいことを知っちゃいました。
・おい・まさかあんたも…か?遅かったじゃない。
君もなのか?瑛治君…。
手だったんだ。
すいません俺のためにこんなとこまで来てもらって。
そういうわけじゃないよ他に選択肢がなかったんだ。
どうせだったら太ももとかにしてほしかったですよね。
これじゃお酒作れなくて。
藤堂さんは俺の命の恩人です。
よせよ謝らなきゃならないのは俺のほうだ。
(馬場)全員そろったな。
であんたがリーダーなのか?違うよ俺はガキの使いだ。
時々業者とも呼ばれるけど実際は使いっぱしりしかできないからそのつもりで。
よく分からないメンバーだね。
でも4人ともお仲間でしょ。
みんなパーソナルナンバーを持っていない。
(砂央里)そしてそれを理由に脅迫されている。
…ですねみんないろいろ言いたいことはあると思うんですけど仲良くしましょう。
これから俺達4人は仲間なんですから。
でこれから何をするんだ?封筒を1通預かって来てて。
これに俺達への指令が書いてあるみたいです。
そいつの顔見たの?
(日下)ひょっとこのお面してて。
ふざけやがって。
まぁ仕方ないじゃないか。
まずは見てみようぜその封筒。
7つの罪?
(ボイスチェンジャー)世界を孤独に。
そのために君達は今から7つの罪を犯す。
(砂央里)何?これ。
7つの罪…。
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はがきに住所氏名年齢番組の感想をご記入の上ご覧の宛先までお送りください。
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2016/08/14(日) 22:30〜23:25
読売テレビ1
そして、誰もいなくなった #5[字][デ]
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詳細情報
番組内容
新一(藤原竜也)の目の前で、斉藤(今野浩喜)が死んだ。親しい友人を2人亡くした新一はパニックに陥る。そんな新一をなぐさめたのは日下(伊野尾慧)だった。日下は新一に「自分もパーソナル・ナンバーを持っていない」と告白する。日下も新一と同じく「存在していない」人間だったのだ。そのとき、新一たちはガスを吸わされ意識を失ってしまう。新一は謎の真っ白い部屋で目覚め、見知らぬ少女・砂央里(桜井日奈子)に出会う。
出演者
藤原竜也
玉山鉄二
二階堂ふみ
伊野尾慧
志尊淳
今野浩喜
遠藤要
おのののか
桜井日奈子
小市慢太郎
神保悟志
ヒロミ
鶴見辰吾
黒木瞳
原作・脚本
【脚本】
秦建日子
監督・演出
【演出】
久保田充
音楽
【主題歌】
「鬼」クリープハイプ(ユニバーサル シグマ)
制作
【チーフプロデューサー】
伊藤響
【プロデューサー】
鈴木亜希乃
渡邉浩仁(日テレアックスオン)
鈴木香織(日テレアックスオン)
八木欣也(スーパービジョン)
【制作協力】
日テレアックスオン
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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