ここから本文です

都議会議員の「都落ち」立候補に対する疑問 --- 渡瀬 裕哉

アゴラ 8月15日(月)12時11分配信

国政政党は人材育成に関する基本方針と基本戦略を立案するべきだ

「若い時期に都議会議員を経験させた後に地方の国政選挙の候補者にする」ということが政党としての一本筋の通った人材育成方針として出来上がっているとしたら、筆者はそれは一つの考え方として尊重するべきだと思います。

しかし、現状のように行き当たりばったりの候補者選定を繰り返していれば良い人材は政治の道を選ばなくなります。その結果として特定政党だけでなく議員の質の劣化に繋がっていき、国民の政治不信を助長するものになるでしょう。

各政党が任命する候補者は、その政党にとっての候補者としての意味があるだけでなく、敵対する政党候補者にとっては切磋琢磨を積む人生の競争相手になります。

主要政党は責任ある公党として候補者選定に向けた人材育成に関する基本方針と基本戦略を立案・公表していくべきでしょう。


本記事の内容は所属機関とは関係なく渡瀬個人の見識に基づくものです。取材依頼や講演依頼などはyuya.watase02@gmail.comまでお願いします。

その他の個人ブログ記事を読みたい人はこちら(http://yuyawatase.blog.jp/)まで

渡瀬 裕哉

2/2ページ

最終更新:8月15日(月)12時11分

アゴラ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

アゴラ-言論プラットフォーム

アゴラ研究所

毎日更新

無料

経済、ビジネス、情報通信、メディアなどをテーマに、専門家が実名で発言することで政策担当者、ジャーナリスト、一般市民との交流をはかる言論プラットフォーム

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

史上最高の幼稚園
建築家・手塚貴晴設計の、世界一可愛らしい幼稚園へようこそ。東京にあるこの幼稚園では、5才児が交通渋滞を引き起こしたり、木に登って教室に入ったり。子どもが子どもらしくいられるように設計された構造を手塚氏自ら案内する、魅力あふれるトークです。 [new]