イラストレーター(Adobe Illustrator)「リアルイラスト」作成講座②_2

<似顔絵・木村拓哉>

ここからが似顔絵作成のマル秘(?)テクニック。

顔は、先ほども書きましたが1枚の皮膚でできています。
ただ、「目」と「髪の毛」と「口の中」は、顔からつながった1枚の皮膚ではありません。
それに、似顔絵の場合は「目が命」ですので・・・。

というわけで、「目」と「髪の毛」は顔とは別に書き、後で合成します。
※口の中は、まあそんなに細かなディティール要求される箇所ではないので(本当は面倒なので)顔と一緒に描きます。

イラストレーター(Adobe Illustrator)イラスト・ハーレーダビッドソン制作手順1
目だけトレースします。
しつこいようですが、「目が命」なんで、正確に。
※デフォルメしたい場合は「特徴を大げさに」
Adobe Illustratorグラデーションメッシュ1
目玉全体と、黒目をそれぞれトレース
線から塗りに変え、白と黒に着色しておきます。
イラストレーター(Adobe Illustrator)イラスト・ハーレーダビッドソン制作手順2
Adobe Illustratorグラデーションメッシュ2

少しずらして、元の写真をよーく見ながら、クラデーションメッシュでそれっぽく整えます。

うっ、なんか目がチカチカするう。

イラストレーター(Adobe Illustrator)イラスト・ハーレーダビッドソン制作手順2
Adobe Illustratorグラデーションメッシュ3

次に、髪の毛を描きます。
本当は1本ずつ描けば、もの凄くリアルイラストになるんだけど、たぶん、それだけで一生分の時間を費やしてしまうと思うんで、後ろの方は大きなブロックで、前髪は小さなブロックにして描きます。

わかりやすいように色分けしました。
後ろの方は大きな面積、前髪は小さな面積で図形にしています。

後ろ髪は、輪郭の後ろにくる部分なんで、また後で描きます。

イラストレーター(Adobe Illustrator)イラスト・ハーレーダビッドソン制作手順2
Adobe Illustratorグラデーションメッシュ4

再びグラデーションメッシュで、それっぽく整えます。

髪の毛は正確にするときりがなく、ザックリでもたいして全体のイメージを損なわないと思うので、適当に手を抜いてください。

いやいや、私はきっちり描きたいって人、止めはしませんが泥沼に嵌りますヨ。

イラストレーター(Adobe Illustrator)イラスト・ハーレーダビッドソン制作手順2
次に輪郭です。
下絵を見ながら皮膚のラインに沿ってグラデーションメッシュで着色です。
鼻や口が書きづらい場合は、そこだけトレースしてスケッチ画にのせて描きましょう。
ただし、目のように「別」に描いてしまうと、後で合成の色あわせが難しくなるんで、できるだけ1枚の図形のブラデーションメッシュで処理しましょう。
イラストレーター<Adobe Illustrator>によるトレース、木村拓哉スケッチ
Adobe Illustratorグラデーションメッシュ5
木村拓哉さんの場合は、こんな感じのメッシュ形状になります。
イラストレーター(Adobe Illustrator)イラスト・ハーレーダビッドソン制作手順3