【錦織との3位決定戦後一問一答】
テニス男子シングルス3位決定戦 試合を終えナダルと握手する錦織圭=五輪テニスセンター(撮影・桐山弘太)【拡大】
リオデジャネイロ五輪第10日(14日=日本時間15日、五輪テニスセンター)テニスの男子シングルスは3位決定戦を行い、世界ランク7位で第4シードの錦織圭(26)=日清食品=は、同5位で第3シードのラファエル・ナダル(30)=スペイン=を6-2、6-7、6-3で下し、銅メダルを獲得した。
◆ラファエル・ナダルの話
--試合を振り返って
「錦織のプレーは素晴らしかった。エネルギーの限界だった。持っている力はすべて出し尽くしたよ。考えてみてよ、仮に100%の力が出せる状況だったとしても、錦織との対戦で勝つというのはすごく難しいことだろう? だから、僕は4位という結果に満足しているよ。金メダルを目指して戦ってきたけど、それが敵わなかった。より強くなるためにもっともっとやらなければいけないことがある」
--中断は
「12分も試合が中断して、その間僕は何もすることができなかった。受け入れがたい状況だったので、どうなっているんだと審判に尋ねた」
--大会を振り返って
「ATPツアーの方がずっといいね。痛めていた手首の状態が悪くならなかったことは良かったことのひとつだね。(全仏後の)2月半プレーできなかった状況から復帰して、世界最高の舞台で最高の選手たちとしのぎを削れたことは嬉しく思う」
--東京五輪は
「男子複で金メダルを取って、国歌を聞くことができた。だからといって、じゃあ4年後の東京でまた勝てるかという話じゃないよ。健康でありさえすれば、3年前の自分と比べても衰えているとは思っていないけど、まずは健康を維持すること。それがうまくできれば、東京五輪にいくことができると思うよ」