大統領選挙の近況をアップデートします。
まずヒラリー・クリントン(民主党)、ドナルド・トランプ(共和党)両候補の支持率ですが、リアルクリアポリティクスの集計では8月13日現在、クリントンが47.8%、トランプが41.0%となっています。

この支持率はメディアによる「人気投票」だと思えば良いでしょう。
しかし実際の選挙戦は選挙人投票(electoral vote)を巡って戦われます。州ごとにポイントが決まっており、その合計数で勝った方が大統領になるのです。ある州における実際の投票結果が1%の差でしかなくても、勝った方は、その州のポイントの100%を獲得できます。
言い換えれば配分されているポイント数の大きい州をおさえた者が勝つわけです。各州のポイントは下のようになっています(一部抜粋):
という具合です。
このうちカリフォルニアは近年、民主党が強いです。テキサスは共和党が強いです。おおまかに言ってアメリカを東部沿岸地域、中央部、西部沿岸地域の三つに分けると、東部と西部の沿岸地域は民主党が強く、中央部は共和党が強いという色分けになります。
この選挙人投票シェアで見るとクリントンは256ポイント(47%)、トランプは154ポイント(29%)と、大きくクリントンがリードしています。

すると実際にバトルが繰り広げられるのは、上のパイチャートの「不明」部分、とちらともつかない(toss-up)州での得票が問題になるわけです。
代表的な激戦州での支持率差は、次のようになっています。
トランプ候補の立場からすると、ペンシルバニアとフロリダの両州でともに勝つ必要があります。
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まずヒラリー・クリントン(民主党)、ドナルド・トランプ(共和党)両候補の支持率ですが、リアルクリアポリティクスの集計では8月13日現在、クリントンが47.8%、トランプが41.0%となっています。
この支持率はメディアによる「人気投票」だと思えば良いでしょう。
しかし実際の選挙戦は選挙人投票(electoral vote)を巡って戦われます。州ごとにポイントが決まっており、その合計数で勝った方が大統領になるのです。ある州における実際の投票結果が1%の差でしかなくても、勝った方は、その州のポイントの100%を獲得できます。
言い換えれば配分されているポイント数の大きい州をおさえた者が勝つわけです。各州のポイントは下のようになっています(一部抜粋):
カリフォルニア 55
テキサス 38
フロリダ 29
ニューヨーク 29
イリノイ 20
ペンシルバニア 20
という具合です。
このうちカリフォルニアは近年、民主党が強いです。テキサスは共和党が強いです。おおまかに言ってアメリカを東部沿岸地域、中央部、西部沿岸地域の三つに分けると、東部と西部の沿岸地域は民主党が強く、中央部は共和党が強いという色分けになります。
この選挙人投票シェアで見るとクリントンは256ポイント(47%)、トランプは154ポイント(29%)と、大きくクリントンがリードしています。
すると実際にバトルが繰り広げられるのは、上のパイチャートの「不明」部分、とちらともつかない(toss-up)州での得票が問題になるわけです。
代表的な激戦州での支持率差は、次のようになっています。
ペンシルバニア クリントン +9.2%
オハイオ クリントン +2.6%
フロリダ クリントン +3.6%
アイオワ クリントン +0.4%
トランプ候補の立場からすると、ペンシルバニアとフロリダの両州でともに勝つ必要があります。
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