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【プロ野球】

阿部、3安打2打点で連敗脱出 巨人、コイに6・5差追走

2016年8月15日 紙面から

ヤクルト−巨人 6回表1死一、三塁、中越えに2打席連続の適時打を放つ阿部=神宮球場で(河口貞史撮影)

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◇巨人9−2ヤクルト

 巨人が連敗を3で止めた。1−1の5回にギャレットのソロで勝ち越し、6回に阿部の適時打などで2点を追加。その後も着実に加点した。マイコラスは8イニング2失点で3勝目を挙げ、昨季から14連勝。ヤクルトは連勝が4で止まった。

      ◇

 ようやく打線がつながった。巨人が暑気払いの9点奪取で連敗脱出だ。5試合ぶりの2桁安打となる14安打でマイコラスを援護。主砲の阿部が決める場面で決め、6連敗を喫していた鬼門神宮で快勝した。

 3連敗の停滞ムードを振り払う白星。普段はクールな指揮官が、左翼席のG党に手を挙げて応えた。「良いところで先制の一打を打ってくれた。いつも、毎試合というわけにはいかないけど、確率よく打ってくれている」

 称賛の言葉を贈られたのは4番だ。4回2死から四球で出塁した坂本が二盗。続く阿部がチーム初安打となる中前適時打で口火を切った。4試合ぶりの安打を放った主砲は、6回にも追加点をたたき出すなど6月19日のロッテ戦以来となる猛打賞をマークした。

 前夜13日は3人で12打席無安打だった中軸トリオが6安打。阿部が「(4番が)打てば点が入る」と胸を張れば、1打点、3得点の坂本も「クリーンアップが打たないと点にならないので」と声をそろえた。

 下位相手の同一カード3連敗を免れ、指揮官はホッと一息。「(試合の内容は)良かった。1つ止めることができたし、また気持ちを切り替えて頑張ります」。首位との6・5ゲーム差は大きくても、可能性は消えていない。攻撃陣が整い、再び追走だ。 (井上学)

 

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