4-6月GDP 年率+0.2% 2期連続プラス

ことし4月から6月までのGDP=国内総生産の伸び率は、2期連続のプラスとなったものの個人消費や輸出が振るわず、前の3か月と比べてプラス0.0%、年率に換算してプラス0.2%とほぼ横ばいにとどまりました。
内閣府が先ほど発表したことし4月から6月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてプラス0・048%となりました。
2期連続でプラスとなりましたが、これが1年間続いた場合の年率に換算しますと、プラス0.2%とほぼ横ばいにとどまりました。
主な項目では、「住宅投資」は日銀のマイナス金利政策で住宅ローンの金利が下がったことが後押しとなって、前の3か月に比べて5.0%のプラスとなりました。
しかし、GDPの過半を占める「個人消費」は、消費者間で節約志向が根強いことから0.2%のプラスにとどまりました。
また、「企業の設備投資」は0.4%のマイナスでした。
さらに「外需」は、海外経済の減速で輸出が減少したことや、円高の影響で日本を訪れた外国人旅行者の支出が鈍ったことからGDPを0.3ポイント押し下げました。