世の中は不思議なもので、
少数派の意見が多数派になった時に
価値が生まれると言う事がある。
今の世の中では、
一部の人間や僕が発言している
ような事柄はまだまだ
受け入れられていないだろう。
[例えばこのような生き方がある]
例えば、複数の仕事や
収入源を持つ複業スタイル。
半分降りて控えめに
働くセミリタイアや
アーリーリタイア等。
社会のトレンドはどうしても
組織に雇われて給与所得一本に頼る
単一収入スタイルだ。
基本的に新卒でサラリーマンになり
定年の60歳くらいまで働くスタイル
がメインになっている。
勿論、そういう生き方も一つの選択肢
なのだが、色々な生き方があっても良い
だろう。
極端な話をしてしまえば、
法律にひっかからないような
やり方ならどういうスタイルを
とってもありだと思っている。
[なかなか広まらない働き方]
クラウドソーシングや
週2~3回の限定的な正社員等が
少しずつ出現しつつも定着しない。
育児の関係等で一度現場を離れた
女性などは再就職は厳しいと言う。
そういう人や何らかの事情がある人に
とっての救済措置がある事は良い事
だと思うのだが。
この前友人と酒を飲みながら話したら、
やはりそういったクラウドソーシング
等を広める取り組みをしたりしている
らしい。(友人は某自治体勤め)
[多様化を願う]
何よりも僕が願う事は
社会の多様化である。
ここが一つの信念と言うか
軸だと思う。
僕自身が色々な事があり、
社会の少数派寄りの経験を
したことも関係あるだろう。
若い頃に命に関わるレベル
ではないけれども、調子を崩して
ちょっとした闘病生活をした
経験もある。
その影響で高校→大学→新卒
という既存のルートを辿れ
なくなってしまった。
その中で選んだアルバイト先は
よりによって教育系のバイトだった。
周りは高学歴の経歴無傷のエリート。
そこでも小さな差別はやはり受けた。
他にも父がリスクを取って起業したり、
様々な書物に触れる経験があったせい
だろうか。
今のトレンド通りの生き方を
後から追いかけても損だな。
と思うようになってしまった。
[既存の枠も勿論大事]
繰り返すが、トレンドのピークを終え、
ジワジワ弱ってるサラリーマンスタイルも
一部の人間にとっては旨みがある。
全否定をする気は無い。
むしろ、これからは既存の産業社会を
作っているサラリーマン・タイプの人間と
新しい複業スタイルや、個人事業主、
フリーランス、プチ起業家等の人間が
それぞれ生きて行けるような世の中に
なって欲しいと願っている。
インターネットやPCの普及によって、
前時代より確実に一部の労働に関しては
人手が不要になった。
何かを小資本や少人数で始めるには
良い時代だと僕は思っている。
そして、どのような状況になっても、
生き残っていけるようなサバイバル能力が
今の人々には必要だと思うので僕はこの
文章を書いている。
[最後に]
常識を持っている人間は社会の中で
優遇されたり評価を得やすいだろう。
だが、常識と言うのは生き辛い。
時に、僕たちは常識に殺されまでもする。
(就活失敗学生の自殺などそういう事
ではないだろうか?)
作家の森博嗣さんが著作物で常識を
疑う事や、非常識な合理を探るような
生き方をした方が良いと発言している。
多少、マイノリティ側にズレてしまったり、
考え方や状況が特殊な状況になっても、
自殺とか引き篭もったりせず、あっけらかんと
生きていける人が増えたらなと思う。
そういう価値観がもっと生まれれば、
社会はより住みやすくなると思うから。