旧日本軍の元慰安婦だった故金学順(キムハクスン)さんが韓国で初めて実名で体験を公表してから25年を迎えた14日、ソウルの日本大使館近くで、元慰安婦の支援団体などが大規模な集会を開いた。学生や野党議員ら約800人(警察当局推計)が参加し、昨年12月の日韓合意の無効や少女像の移転反対を訴えた。
集会には元慰安婦2人も出席した。金福童(キムボクトン)さんは日韓合意について「人を無視するにもほどがある」と述べ、合意に元慰安婦の意見が反映されていないと批判。日本政府に対して「謝罪して賠償しろ」と訴えた。
慰安婦問題を巡っては、日韓合意に基づいて韓国政府が7月末に財団を設立した。今月12日には岸田文雄外相が尹炳世(ユンビョンセ)外相に対し、財団に資金10億円を速やかに拠出すると表明した。(ソウル=東岡徹)
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朝日新聞国際報道部
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