障害者殺傷事件 入所者9人の殺害容疑で再逮捕へ
相模原市の知的障害者施設で入所者が刃物で刺されて19人が死亡、27人が重軽傷を負った事件で、警察は逮捕した元職員の男について、入所者9人を殺害した疑いで15日に再逮捕する方針です。その後の調べで、男は職員を脅し重い障害がある入所者の居場所を聞き出そうとしましたが、職員が複数の入所者について重度ではないなどと説明し、被害を防いでいたことが捜査関係者への取材でわかりました。警察は、この対応がなければさらに被害が拡大したとみて調べています。
この事件は、先月26日の未明、相模原市緑区の知的障害者の入所施設「津久井やまゆり園」で、入所者が刃物で刺されて19人が死亡、職員3人を含む27人が重軽傷を負ったものです。
警察は、逮捕した元職員の植松聖容疑者(26)について、施設の東棟で死亡した入所者の女性9人を包丁で刺すなどして殺害したとして、勾留期限の15日に殺人の疑いで再逮捕する方針です。
これまでの調べで、植松容疑者は、職員を結束バンドで縛り、入所者を次々に襲ったとみられていますが、その後の調べで、職員を脅して重い障害がある入所者の居場所を聞き出そうとしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
捜査関係者によりますと、植松容疑者は職員の1人を殴ったうえ、結束バンドで縛って連れ回し、入所者の部屋に近づくたびに、「この入所者は話せるか」などと両手に刃物を持って問い詰め、重い障害があるか確認していたということです。
これに対しこの職員は、重い障害がある複数の入所者について、「話せます」などと説明し、被害を防いでいたということです。
警察は、この対応がなければさらに被害が拡大したとみて当時の状況を詳しく調べています。
警察は、逮捕した元職員の植松聖容疑者(26)について、施設の東棟で死亡した入所者の女性9人を包丁で刺すなどして殺害したとして、勾留期限の15日に殺人の疑いで再逮捕する方針です。
これまでの調べで、植松容疑者は、職員を結束バンドで縛り、入所者を次々に襲ったとみられていますが、その後の調べで、職員を脅して重い障害がある入所者の居場所を聞き出そうとしていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
捜査関係者によりますと、植松容疑者は職員の1人を殴ったうえ、結束バンドで縛って連れ回し、入所者の部屋に近づくたびに、「この入所者は話せるか」などと両手に刃物を持って問い詰め、重い障害があるか確認していたということです。
これに対しこの職員は、重い障害がある複数の入所者について、「話せます」などと説明し、被害を防いでいたということです。
警察は、この対応がなければさらに被害が拡大したとみて当時の状況を詳しく調べています。