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【スポーツ異聞】
韓国競泳界のエース・朴泰桓は泥沼抗争の末にリオ五輪行きが決まったが…土下座したのに「真の謝罪なし」と手厳しく
韓国競泳界のエース、朴泰桓が7月8日、2カ月にわたる攻防の末にリオデジャネイロ五輪出場権を獲得したが、韓国スポーツ界はその過程で内部抗争の存在やお粗末な無責任体質を露呈し、イメージの凋落は避けられない事態に陥った。その一方で、朴の行動と態度に根本的な問題があるとして疑問を呈する韓国メディアもある。土下座パフォーマンスまでして手にしたリオ五輪だが、「白々しい」と逆風も吹く。
韓国人初の競泳五輪メダリストとして競泳界の英雄と称される朴泰桓が、リオ五輪出場を認めなかった大韓体育会と繰り広げた攻防の原因は「二重制裁」だった。朴は2014年9月のドーピング検査で陽性反応が出て18カ月の資格停止処分を受けた。その制裁は今年3月に明けたが、ドーピング規定違反選手は懲戒処分が終わった3年間は国家代表になれない国内規定がネックとなっていた。
大韓体育会は原則論を盾に、国内大会で五輪参加標準記録を突破し優勝しても五輪選手リストに選出もしなかった。これに対し、朴側は「二重制裁だ」としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に4月末に提訴。CASは7月8日、「朴泰桓には韓国代表になる資格がある」という判断結果を大韓体育会と朴側に通知。大韓体育会はこれに基づき、朴を韓国代表リストに入れ、韓国水泳連盟は朴を含むリオ五輪代表メンバーのリストを8日に国際水泳連盟(FINA)に提出した。
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