2016/08/14 06:06
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丙子胡乱(1636-37年の清の朝鮮侵略)の際、敵と同じくらい百姓に憎まれた人物が鄭命寿(チョン・ミョンス)という朝鮮人だった。捕虜になったものの清の言葉を学んで敵将の通訳官として朝鮮に戻り、幅を利かせた。朝鮮の内情を清に密告し、朝鮮の忠臣を死に追いやり、奸臣と結託して国政を牛耳った。朝鮮が国防に力を入れようとすれば飛んでいって告げ口するため、誰もが震え上がった。彼に賄賂(わいろ)を渡し、妻の親