韓国、「世界最古と推定」の金属活字が調査中に破損=韓国ネット「このスリルこそが“ヘル朝鮮”」「復元も保存も日本に任せた方がいい」

配信日時:2016年8月14日(日) 7時10分
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10日、高麗時代に製作され、世界最古との主張が韓国で提起されている金属活字5点が、宝物指定に向けた調査中に破損していたことが分かった。写真は韓国の古い書物。
2016年8月10日、韓国・聯合ニュースなどによると、高麗時代(918〜1392)に製作され、世界最古との主張が韓国で提起されている金属活字5点が、宝物指定に向けた調査中に破損していたことが分かった。

韓国文化財庁によると、今年1月から「高麗金属活字」の調査を行っている国立文化財研究所は3月末、1次調査中だった活字16点のうち1点で前面の文字の一部が分離、4点で青銅の腐食部分が剥がれていることを確認した。活字はいずれも親指の爪ほどの大きさで、このうち「行」の活字は、文字全体の約7%に当たる「はね」の部分が損傷した。

研究所は破損の理由について「活字は表面に分厚い腐食層があり衝撃に対し非常に弱い状態だったが、一部の調査において細心の注意を払うことができなかった」としている。また、2次調査を進める活字85点のうち3点についても腐食部分が剥がれたことを明らかにした。

今回一部が破損した活字は、近年「世界最古の金属活字か」との論争を巻き起こした「証道歌字」。韓国の宝物に指定されている仏教本「南明泉和尚頌証道歌」(証道歌)を印刷する際に使われた活字で、現在残る「証道歌」は1239年に製作された木版のものだが、木版本より以前に金属活字で印刷された鋳字本があるとされる。つまり調査中の金属活字が本物と証明されれば、「世界最古」の歴史が1239年以前に塗り替えられることになるのだ。

なお活字の破損部位は、所蔵機関の同意を得た上で、活字の製作時期や金属成分の産地を割り出す調査のため破壊分析に利用されたという。

これについて、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「ご先祖様が嘆く声が聞こえるよ」
「100%、うっかり落としたね」
「ルーブル美術館に預けたら?」
「実にいろんな面で後進国っぽさが出てる…」

「最悪。仕事ができない人はクビにして」
「それで責任は誰が取るの?まさか壊して終わり?」
「本当に専門家なのか?情けない」
「創造経済しなきゃいけないのに、なんてことを?」

「このスリルとあり得なさこそが“ヘル朝鮮”の醍醐味(だいごみ)」
「韓国の考古学界は苦しいからなあ。大学で考古学を学んでも、みんな公務員試験を受けるはず」
「韓国の文化財に関しては外国人の専門家も多い。もう復元や保存なんてしないでフランスか日本に任せた方がいい」(翻訳・編集/吉金)
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