リオデジャネイロ ポルトガルの教育相が強盗被害

ブラジルのリオデジャネイロで、オリンピックが開幕した翌日に、大会の視察に訪れていたポルトガルの教育相が強盗の被害に遭っていったことがわかり、当局の治安対策が改めて問われることになりそうです。
リオデジャネイロでは5日、南米初のオリンピックが開幕し、世界各国の選手団や要人が訪れるなか、当局が市内の警備を強化しています。
警察などによりますと、6日午後、外国人観光客が利用するホテルなどが建ち並ぶイパネマ海岸の近くで、大会の視察に訪れていたポルトガルのブランダンロドリゲス教育相が、2人組の男に刃物を突きつけられ現金と携帯電話を奪われたことがわかりました。
教育相にけがはなく、2人組のうちの1人はまもなく警察に逮捕されたということです。
地元メディアは、教育相が自転車競技を視察したあと、歩いてホテルに戻る途中に被害にあったと伝えています。
リオデジャネイロでは、オリンピック開幕前から強盗や発砲事件が相次ぎ、治安対策が大きな課題になっていましたが、大会開幕後に外国の要人が強盗の被害に遭ったことで、当局の対応が改めて問われることになりそうです