「ホドロフスキーのDUNE」「リアリティのダンス」

高田馬場 早稲田松竹


「ホドロフスキーのDUNE」
70年代にホドロフスキーが監督として企画されていた映画「DUNE」にまつわる物語。フランク・パヴィッチという人が監督。
ホドロフスキーやスタッフが当時のことを語っているのがメインなんだけど、ホドロフスキーが「戦士を探しにいく」と言っていたように、「DUNE」の映画化を決めたホドロフスキーが様々な出会いから強力な人材を仲間に加えていく様子が、これもまた一つのストーリーとしておもしろい。なにせ出演者にダリ、オーソン・ウェルズ、ミック・ジャガー、音楽がピンク・フロイドと、とんでもなく豪華なキャストだったわけで、エピソードも笑える話ばかり。個人的には名前を知らなかったギーガーという画家、マグマというバンドに興味をそそられた。
ホドロフスキーとスタッフが作った「DUNE」の絵コンテ脚本は様々な制作会社で絶賛されたものの、監督がホドロフスキーだという理由で出資を渋られ、映画は中止になってしまうのだけど(後に企画はリンチに売られ、リンチ版のDUNEを観たホドロフスキーのエピソードがまた笑えた)、その「DUNE」の絵コンテ脚本から後のSF映画が随所にパクりまくっていて、もしホドロフスキーの「DUNE」が完成していたら本当に画期的な凄い映画になったんだろうなと思う。ホドロフスキーだからこんなとてつもない企画を作ることができ、ホドロフスキーだから出資を断られるというのもすごい性だ。
未完に終わった映画について語ってるだけの映画なんだけど、とてもおもしろかった。そしてスペイン語訛りの英語で嬉々として映画のことを語るもう80代のホドロフスキーの目が、活き活きと溌溂としているのが印象的だった。

映画『ホドロフスキーのDUNE』予告編


「リアリティのダンス」
上記の映画が刺激となってホドロフスキーが20数年ぶりに撮った新作。自身の少年期を背景とした家族ドラマ(?)。
さすがに直前にDUNEの壮大な脚本や「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」といったホドロフスキーのキレッキレの映像を見せつけられたばかりなのでちょっと地味に感じたが、ハッとさせられる芸術性やクスクス笑える場面は随所にあって、いい映画だった。特にママ、最高。

映画『リアリティのダンス』予告編



…と数年ぶりに劇場で映画を観た一日。
見逃した映画を二本立てで観れて、しかもたったの1300円。
やっぱ名画座だね。ろくでもねえシネコンおっ立ててないで名画座を残さなきゃダメだね。
久々に映画観に行って、非常に充実した時間でした。
帰りにはユニオンでコーパスのDVDも買って、年末年始はおうちでしっとりとノイズにまみれる準備もばっちしです。



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